紫雷美央が笑顔で引退 結婚も電撃発表 1日3試合で「悔いはない」と完全燃焼
8年半に及ぶプロレスラー人生に終止符を打った紫雷美央。セレモニーでは結婚を電撃発表 【前島康人】
桜花のムチ、尾崎のチェーンに悶絶
美央は桜花のムチ、尾崎のチェーン攻撃にも耐え1日3試合の奮闘 【前島康人】
最後のプロレスを味わい尽くすべく、美央は3試合に出場。まずは最後のタッグマッチとして、希月あおいと組んで、桜花由美&尾崎魔弓組と対戦した。試合前に桜花から「メインのリングに立てないぐらいボコボコにしてやる」と予告された通り、桜花のムチ、尾崎のチェーン、さらにはセコンドのポリスや西尾美香までもが乱入し、容赦なく痛めつけられるも、桜花のキック誤爆のスキをついて尾崎を土蜘蛛でフォール。白星スタートを飾る。
旧友イサミに食らいついていくも…
最後のシングルマッチはインディー界のトップを走る旧友の木高イサミ 【前島康人】
妹イオも私服姿で加わりラストファイト
引退セレモニーには母、妹のイオら仲間がかけつけ祝福 【前島康人】
女子プロレス界の未来を担うホープたちに対し、美央は開始早々、誘導灯を振り回してプロの洗礼を浴びせると、その後もクローズペースが続くが、美央へのトレイン攻撃を皮切りに、本日の出場選手たちが次々とリングに乱入し、美央に最後のアタック。妹のイオも私服姿で加わり、側転エルボーをぶちかました後、ガッチリと抱き合った。さらには、味方であるはずの大畠、藤本までもが美央に襲い掛かり、相手チームをアシストすると、最後はつくしが「今までありがとう!」と叫びながらのタイガースープレックスでフィニッシュ。美央の8年半に及ぶプロレスラー人生に終止符が打たれた。
8年半に及ぶプロレスラー人生に終止符
仲間たちに肩車され笑顔でリングに別れ 【前島康人】
「スッキリした。首が悪く、迷惑をかけたくない思いがあった。これ以上続けて事故を起こしたくなかった」と、改めてプロレスへの未練を断ち切った美央は、肝心の結婚相手については「言わない」と完全黙秘。来月中には入籍を予定しており、「ファンはこれを聞いて嫌な思いをしたかもしれないけど、私にとって皆は長い時間を過ごした親戚みたいなもの。嫁のもらい手があったんだと安心してほしい」と、あえて報告という道を選んだ心中を明かした上で、左手薬指に輝く「第二のリング」と共に歩む未来に夢をはせた。
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