K−1甲子園はプロ顔負けの試合の連続 芸能人K−1部のメンバーたちが大奮闘
プロ顔負けの試合の連続となったK−1甲子園 【(C)K-1実行委員会】
55kg決勝は西京vs.椿原 65kgは篠原vs.近藤
Aブロックにエントリーした西京は初戦から安定した試合運びで勝ち上がり、準決勝でもBブロックを勝ち抜いた森下翔陸(神戸国際大付属高校・3年)を判定2−0で下し、決勝への切符を勝ち取った。
一方、逆の山では椿原がCブロックを、軍司はDブロックを突破して準決勝で対戦。期待に違わぬハイレベルな攻防の末、椿原が再延長2−1で軍司を振り切り、西京が待つ決勝に駒を進めた。
65kgは前田プロデューサーも注目の篠原悠人(関西大学第一高校・2年)が初戦から圧倒的な強さを発揮。準々決勝ではわずか41秒でのKO勝利を収め、準決勝でも森井洸介(大阪府立阪南高校・3年)をパワフルかつスピーディなパンチのコンビネーションで攻め続け、貫録の判定勝利で決勝進出を決めた。
逆に前田プロデューサーが篠原の対抗馬に挙げていた佐野天馬(神奈川総合産業高校・3年)は準々決勝で敗退。佐野を下した近藤拳成(大阪府立西成高校・1年)がその勢いのまま、準決勝で澤谷大樹(石川県立金沢辰巳高等学校・1年)を撃破し、決勝進出を果たした。
この結果により、11月21日(土)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される「K−1 WORLD GP 2015 〜THE CHAMPIONSHIP〜」での決勝戦は55kg=西京春馬vs.椿原龍矢、65kg=篠原悠人vs.近藤拳成に決定。
全試合終了後に4選手はそれぞれ「高校生最後の年なんで、絶対に獲ってやろうと思って練習します」(西京)、「出るからには一番になりたいので、11月は負けへんように頑張りたい」(椿原)、「去年はベスト4で負けたので、今年はしっかり決勝でも勝って優勝したい」(篠原)、「このままでは決勝で篠原選手に負けるので、必死に練習してベルトを獲りたい」(近藤)と決勝戦への意気込みを語った。
K−1ガールズ岡田がデビュー戦勝利
デビュー戦を白星で飾ったK−1ガールズの岡田 【(C)K-1実行委員会】
K−1公式サポーターの関根勤さんが監督として発足した芸能人K−1部。今大会では関根さんと同じ浅井企画に所属する俳優の三宅克幸さん、三宅さんと対戦するよしもとクリエイティブ・エージェンシーに所属するお笑い芸人ブレイブマンの吉田圭佑さん、K−1ガールズの岡田ゆり子、Krushガールズの才木玲佳が芸能人K−1部として、K−1チャレンジデビュー戦に挑んだ。
初陣を飾ったのはKrushガールズの才木。K−1チャレンジ・ワンマッチCクラス女子で園山美里と対戦した才木はパンチで果敢に前に出て、先に右ミドルでポイントを奪う。しかし園山の蹴りで立て続けにポイントを失い、最終的にポイント1−2で惜しくも勝利を逃した。
続いてK−1ガールズの岡田がK−1チャレンジ・ワンマッチCクラス女子で工藤美雪と対戦。ステップを使って距離を取る工藤に対し、前に出る岡田が右ミドルでポイント先取。さらに右ストレートを当ててポイントを追加する。終盤、スタミナが切れる場面があったものの、そのまま試合終了となり、見事に岡田が勝利。試合後はうれし涙もこぼれた。
俳優・三宅克幸が芸人・吉田圭佑に激勝
“俳優vs.芸人”対決は俳優・三宅が判定勝ち 【(C)K-1実行委員会】
「芸能人K−1部の第1号として使命を果たすことができました。関根さんにもいい報告ができてうれしいです。やり始めたからにはもっと強くなりたい気持ちがあるので、またチャレンジできたら成長につながると思うので、これからも芸能人K−1部として頑張りたいと思います」(三宅)
「前に出ることは絶対にやろうと思ったので、負けはしましたけど、それはできたので、ちょっとだけホッとしています。(K−1チャレンジ再出場について)ちょっと考えます……でも次は必ず勝ちます!」(吉田)
「今は試合に勝てた安心感でいっぱいです。私は自分に甘くて、あと少しで物事を達成できるところから逃げてしまいがちだったのですが、今回は逃げずに頑張ることができました。この経験はこれからにつながると思います」(岡田)
「今日は負けてしまって本当に悔しいですが、これで終わりにせず、また頑張りたいと思います」(才木)
大会終了後、芸能人K−1部の試合を「芸能人K−1の部のみなさんは(K−1チャレンジ出場が)初めてだったにも関わらず、スポーツとしてのK−1で熱い試合を見せてくれました」と称えたK−1前田憲作プロデューサー。これから芸能人K−1部の部員、そして部の活動がどう発展していくのか注目だ。芸能人K−1部の試合結果は以下の通り。
<芸能人K−1部 K−1チャレンジワンマッチCクラス女子−50kg>
○園山美里
(判定2−1)
●才木玲佳
<芸能人K−1部 K−1チャレンジワンマッチCクラス女子−55kg>
○岡田ゆり子
(判定2−0)
●工藤美雪
<芸能人K−1部 K−1チャレンジワンマッチBクラス−67kg>
○三宅克幸
(判定2−0)
●吉田圭佑
白熱アマチュア大会に手応え
K−1チャレンジ全日本トーナメントのジュニアクラス入賞者 【(C)K-1実行委員会】
大会後、K−1前田憲作プロデューサーは「アマチュアの選手たちがこれこそK−1という意識を持って戦っていたと思います」と総括。「個人的には70kgで優勝した和島(大海)選手はとてもセンスがある選手だと思いました。K−1はパンチと蹴りでアグレッシブに攻めた方が勝つという分かりやすいスポーツで、アマチュア選手がそれを意識していたことがすごいと思いました。純粋なK−1選手が育っていることがすごくうれしいです」とK−1チャレンジの定期開催による、スポーツとしてのK−1の浸透に手応えを感じていた。第1回K−1チャレンジ全日本大会の入賞者は以下の通り。
<K−1チャレンジ全日本トーナメント Aクラス−55kg>
優勝 関本鷹介(WARRIORS OSAKA)
準優勝 能城淳(ブレイブ大門)
<K−1チャレンジ全日本トーナメント Aクラス−60kg>
優勝 大貫瑠夏(新潟誠道館)
準優勝 小笠原静真(K−1ジム総本部)
<K−1チャレンジ全日本トーナメント Aクラス-65kg>
優勝 木村茂樹(REX JAPAN)
準優勝 高下由暉(Fighting Kairos)
<K−1チャレンジ全日本トーナメント Aクラス-70kg>
優勝 和島大海(月心会)
準優勝 中島将志(新潟誠道館)
<K−1チャレンジ全日本トーナメント Aクラス+75kg>
優勝 古賀斐也(K−1ジムドラゴン)
準優勝 平田学(K−1ジムシルバーウルフ)
<K−1チャレンジ全日本トーナメント Bクラス−55kg>
優勝 小只直弥(K−1ジム総本部)
準優勝 鈴木泰洋(K−1ジム総本部)
3位 鹿島伸元(K−1ジムドラゴン)
吉田拳斗(K−1ジム恵比寿)
<K−1チャレンジ全日本トーナメント Bクラス−60kg>
優勝 川口拓真(K−1ジム総本部)
準優勝 松崎慎吾(K−1ジム目黒)
3位 井上豊和(REX Japan)
森川勇哉(WARRIORS OSAKA)
<K−1チャレンジ全日本トーナメント Bクラス−65kg>
優勝 守屋光(K−1ジム総本部)
準優勝 久保一馬(バンゲリングベイ)
<K−1チャレンジ全日本トーナメント Bクラス−70kg>
優勝 堀井翼(ネクサスジム)
準優勝 小林啓吾(龍拳會青葉台教室)
3位 小西一輝(K−1ジムシルバーウルフ)
松原大介(K−1ジム目黒)
<K−1チャレンジ全日本トーナメント 女子Bクラス−50kg>
優勝 斎藤史奈(月心会)
準優勝 平岡琴(K−1ジム横浜)
3位 浅川奈津子(K−1ジム目黒)
兼重友子(K−1ジム目黒)
<K−1チャレンジ全日本トーナメント 女子Bクラス−55kg>
優勝 中川梨香(大成会館)
準優勝 菊池幸乃(K−1ジム総本部)
3位 高野愛花(空手道 超越塾)
水村春香(K−1ジム目黒)
<K−1チャレンジ全日本トーナメント ジュニアBクラス−55kg>
優勝 石橋凌(タナベジム)
準優勝 山浦力也(国際空手道北斗会館)
<K−1チャレンジ全日本トーナメント ジュニアBクラス-60kg>
優勝 近藤魅成(大成会館)
準優勝 西京佑馬(K−1ジムドラゴン)
<K−1チャレンジ全日本トーナメント キッズBクラス1-2年生>
優勝 小峯久佳(韓道場)
準優勝 北出幸也(頂上会ティアゲネス)
<K−1チャレンジ全日本トーナメント キッズBクラス3-4年生軽量級>
優勝 大井鼓楓太(K−1ジムドラゴン)
準優勝 植山裕貴(K−1ジムドラゴン)
<K−1チャレンジ全日本トーナメント キッズBクラス3-4年生重量級>
優勝 猪瀬尚希(K−1ジム総本部)
準優勝 牛山和音(K−1ジムクレイジービー)
<K−1チャレンジ全日本トーナメント キッズBクラス5-6年生軽量級>
優勝 井手勇希(韓道場)
準優勝 橋本歩(K−1ジムドラゴン)
<K−1チャレンジ全日本トーナメント キッズBクラス5-6年生重量級>
優勝 小林響(健成会)
準優勝 星野力也(土方道場)
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