V3王者・三浦、村田、八重樫ら意気込み=5.1プロボクシング三大ビッグマッチ

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三浦「KO狙って豪快な試合を」

元IBF世界王者ディブと4度目の防衛戦を行うWBC世界Sフェザー級王者・三浦 【スポーツナビ】

 王者・三浦隆司(帝拳)と挑戦者ビリー・ディブ(オーストラリア)によるプロボクシングWBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチの調印式が29日、都内ホテルで行われた。三浦は通算32戦28勝(21KO)2敗2分で4度目の防衛戦、同級6位のディブは元IBFフェザー級王者で、通算43戦39勝(23KO)3敗1無効試合の成績を残している。

 試合を2日後に控えて「今はまだ冷静な状態」と落ち着いた様子の三浦。WBC同級6位、元IBF世界フェザー級王者のディブについては「元世界チャンピオンでいい選手だと思う」と実力を認めつつも、「KOを狙って豪快な試合ができればいい。試合のポイントは自分のパンチがどれだけ当たるか。そこは自信があるし大丈夫」と“ボンバーレフト”炸裂を予告した。

 一方、挑戦者のディブは「王者に返り咲くとともに2階級制覇してオーストラリアに帰る」と宣言。「自分が2階級制覇できると信じている」と自信を見せた。

村田、世界ランカーと初対戦

WBO世界ミドル級15位のアタイデとのプロ7戦目にして初の世界ランカー戦に臨む村田 【スポーツナビ】

 プロ7戦目にして初めて世界ランカーを迎え撃つ村田諒太(帝拳)は同日のメインイベントに登場。ミドル級10回戦でWBO世界ミドル級15位のダグラス・ダミアオ・アタイデ(ブラジル)と対戦する。

 会見中笑顔が多かった村田はアタイデを「スタイリッシュなボクシングで好戦的」と評価し、「これから世界を目指す同士の2人の戦いでお互いのモチベーションも高いし、内容もいいものになると思う」とコメント。試合のポイントは「いかにリラックスして練習してきたことを出せるか」とした。通算6戦6勝(4KO)の無敗もここ2試合は判定勝ちの村田が世界ランカー相手にどのような試合を見せるか!?

 アタイデは過去15戦13勝(6KO)1敗1分で、24歳と伸び盛り。「五輪メダリストとして尊敬している」村田と対戦することは「自分にとって大きなチャンス」と闘志を燃やした。

再起戦の八重樫「楽しめば勝てる」

スーパーフライ級と2階級上げて復帰戦に臨む八重樫 【スポーツナビ】

 また、スーパーフライ級8回戦で再起戦に臨む八重樫東(大橋)も会見に出席。昨年12月30日にペドロ・ゲバラとのWBC世界ライトフライ級王座決定戦で7R・TKO負け。引退もよぎったというが、階級をスーパーフライに上げて、「やるからにはもう一度世界チャンピオンになるという強い意志を持っている」と3階級制覇へ前向き。過去29戦18勝(5KO)11敗のソンセーンレック・ポスワンジムとの対戦について「まだまだ八重樫は元気だぞというところを見せたい。自分が楽しいボクシングができればきっと勝ちにつながる」と意気込んだ。
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