大会で使える新サービス知ってる? ランニングトレンドニュース(3)

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【Getty Images】

 ランニングポータルのメジャーサイト『RUNNET(ランネット)』を通じて集められたランナー世論調査の結果『ランニングデータ2014』が12月1日、同サイトを運営する株式会社アールビーズから発表されました。

 ランニングトレンドニュース第1回では市民ランナーみんなのフルマラソン平均タイムなどを、第2回では市民ランナーたちの“消費事情”をご紹介しました。第3回は広がるランニングの楽しみ方、新しいサービスをご紹介します。これからのランニング大会、どんなことができるようになるの?

約7割のランナーがスマホ所持 一般は4割未満

 ランナーのスマートフォン所持率は69%。国内普及率の36.9%(※)を大きく上回る結果になりました【表1】。『RUNNET』のスマートフォンからの閲覧者は前年比140%と、利用率も上がっています。※国内普及率:日系BPコンサルティング「携帯電話・スマートフォン“個人利用”実態調査2014」より。

【表1】ランナーのスマートフォン利用率は? (株)アールビーズ『ランニングデータ2014』より 【(株)アールビーズ】

 新しいサービスを積極的に利用するランナーたち。アールビーズの高瀬晋司メディア営業部部長は、スマートフォン普及率の高さについて「これはGPS機能を使ったトレーニング管理アプリなどスマホの機能とランナーのニーズとが、愛称が良いことが要因ではないかと考えています」と話します。

 同社では、2015年4月から大会出場権を譲る、譲られることができる『ゆずれ〜る』というWEBサービスを本格始動する予定。エントリーしていたレースに急に出られなくなる可能性は誰だってあるはず。ランナーたちのニーズに合わせて、サービスはこれからも進化していきそうです。

走らなくても楽しめる!

 近年ではランナー自身に便利なものだけではなく、家族や友人などの仲間と楽しめるツールの開発も進んでいます。

 ランナーは今、コースのどこを走っているの? どの辺で待っていたら応援できる? それが分からないと、せっかく応援をしに行っても、応援しそびれる可能性がありますよね。それを解決するのが、2013年から提供スタートしたWEBアプリケーション『応援ナビ』だそう。コース各地点での通過タイムなどのデータから、ランナーの現在地を予測。スマートフォンなどで同アプリをチェックすれば応援したいランナーが今どこを走っているのかが分かるため、応援にちょうど良いタイミングと場所に先回りすることができます。

サービス活用でランニングをみんなで楽しめるものに 【スポーツナビDo】

 それから、自分のレース中写真をプロカメラマンに撮ってもらえる『ランフォト2.0』というサービスも。このサービスのポイントは撮影してもらった後にあります。レース中もしくは終了後にFacebookまたは専用サイトを開き指定パスワードを入力すると、自分が写った写真のみがまとまったページにアクセスできるんです。写真は無料でもらえるので、そのままFacebookでシェアしたり、自分用に保存したりと使い方は自由。直近の大会では、2015年1月24日(土)開催のランニング大会「東京30K冬大会」(東京都江東区、江戸川区)で利用できます。

ランニング親善大使『TeamR2(チームアールツー)』メンバーの(左から)浦谷美帆さん、大村由衣さん、森田朋依さん、長谷川千春さん 【スポーツナビDo】

「ランニングを一人でも多くの方に」

 専門誌出版や専門サイト運営と、ランニング事業に約40年携わるアールビーズの橋本治朗代表取締役社長は「ランニングというスポーツを一人でも多くの方に広めていくために、ランナー、大会主催者が便利に感じてもらえることがもっとあるのではないか」と話します。現在は、一般ランナーの投票で選ぶ「全国ランニング大会100選」企画を進行中だそう。

 プロのアイディアと、ランナーたちみんなの声で、ランニングの時間が走るだけではない、もっと楽しい時間に変わっていきそうです。
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著者プロフィール

習慣的にスポーツをしている人やスポーツを始めようと思っている20代後半から40代前半のビジネスパーソンをメインターゲットに、スポーツを“気軽に、楽しく、続ける”ためのきっかけづくりとなる、魅力的なコンテンツを提供していきます。

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