SUPって何? ボブ・サップか? 初心者でも気軽に水上散歩

芸部歩人

【スポーツナビDo】

“海の男”が鵠沼に帰ってきた!

“海の男”芸部歩人(げいぶ・あると)が思ったより早く湘南・鵠沼海岸に戻ってきた。前回波乗り体験を果たした芸部は自身の記事に貼られていた「SUP(Stand Up Paddle)体験会 参加者募集中(オッシュマンズ)」なるリンクを発見。「サップ? ボブ・サップか?」と思いながらも、“お前が舵を取れ!”と湧き上がる血を押さえることはできず、再び海へと向かった。これはそんな1度サーフィンを体験しただけですっかり“海の男”気取りのライターによるSUP体験記である。

SUP用のボードは空気で膨らませる

SUP用のボードは空気で膨らませる 【スポーツナビDo】

 当日は前回のサーフィン体験よろしく、スポーツナビDo担当氏と朝8時に「鵠沼海岸」駅で待ち合わせ。1度サーフィンやっただけでは一向に改まらない宵っ張り体質には酷な時間だ。今回も再び担当氏と眠気まなこで集合場所へと向かう。

 この日の体験会は平日・水曜日に開催。一般のみなさんが会社・学校へ向かわれる中こちらは優雅に水遊びですから、背徳の喜びで胸がときめきます。リピーターの方が1人、初参加の方が4人いたものの、聞けばみなさん有給休暇を活用するなど休みを調整して参加とのこと。今回は“海の男”芸部を加えた6人でSUPに挑む。

ボードを抱え、いざ海へ! 【スポーツナビDo】

 まずは膨らますタイプであるSUP用のボードに空気を送り込み、水場へ出る準備を整える。スタッフの方がやってくれるのでラクチンだが、だいたい男性で5分、女性で7〜8分ぐらいとのこと。ボードは空気を抜いた状態ではリュックに入れられるぐらいの大きさになり、パドルも三分割して運ぶことができるので、ヒョイと背負ってSUP旅行に出たりすることもできるのだとか。日々カツカツの生活を送るライターには見果てぬ夢だが、セレブな方々は検討の余地ありだろう。

「僕にもできた!」

最初は正座でソロソロと 【スポーツナビDo】

 まずは陸上で漕ぎ方のレクチャー。パドルは身長+15〜20cm程度のものが適当だそうで、戦隊ヒーローでも思い出すのか、長いものを持っただけでテンションが上がる。パドルを左右に回してみると(注:そんな漕ぎ方はしない)、なんだかナギナタでも振り回している気分だ。それはさておき、腕だけにならず体全体で大きく漕ぐのがポイントとのこと。

 水に落ちてしまった際のボートへの戻り方(乗り方)も教えてもらい、いざ実践。この日は鵠沼海岸にほど近い川をロケーションにしてのSUP体験となった。

 やはりSUPというのは礼に始まり礼に終わる武道なので……という訳ではないが、最初はどうにも安定しないのでボードに正座。サーフィンの時同様、いざ乗って水の上に出てみると、見るとやるでは大違い、ユラユラ揺れて不安定で落ち着かない。

「僕にもできた!」 【スポーツナビDo】

「じゃあ立ってみましょうか」

 インストラクターの方に促され、サーフィンで習った立ち方を応用して立ち上がると、派手に前後動して投げ出されそうになるが、土俵際(ギリギリ)で何とか居残る。立ち上がりの時こそパニックになったが、しばらく経って慣れてくると、SUPは比較的スムーズに水面を進んでいく。サーフィンは結局最後まで立つのに苦戦したが、SUPはこうして初心者でも気軽に水上散歩が楽しめるのがいいところだ。「僕にもできた!」(前回参照→ http://dosports.yahoo.co.jp/column/detail/201407080001-spnavido)

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著者プロフィール

げいぶ・あると。体験系取材を中心に活動し、「2代目スポーツ冒険家」を自称する40代目前ライター。名前は映画『クリフハンガー』の主人公ゲイブ・ウォーカーから

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