東京タワーを階段で昇ろう!
【スポーツナビ】
歩いて高さ150メートルの大展望台へ
地上150メートルの展望台を目指し、いざ出発! 【スポーツナビ】
え? なんで東京タワーかって? それは階段で昇るため。そうなんです、東京タワーって、実は階段で昇れるんですよ。
「毎週土日と祝日に大展望台までの昇り階段を開放しています。10年くらい前からこのイベントを始めたんですが、だいたい1日300人〜500人くらいのお客様が昇っていらっしゃいますね。ゴールデンウイークに約5000人のお客様が階段で昇ったときもありました。まあ、その時期はエレベーターがとても混むので、それだったら階段の方が早いという理由からでもあるんですが(笑)」
そう説明してくださったのは、東京タワー観光本部総合メディア部企画担当の柏木広水さん。階段で昇っていける大展望台までは高さ150メートル、気になる段数はおよそ600段! 数字を見ただけでもこれは結構な運動になりそうです。
しかも、途中リタイアはできないため、いったん階段を昇り出したら最後まで昇り切るか、または地上まで歩いて戻るしか方法はない。なんだか目まいがしそうですが、「確かに太ももが結構きつくなります。でも、ところどころ休憩できる踊り場がありますし、ゆっくりと自分のペースで昇ることができるので大丈夫です。小さいお子さんでも15分くらいで昇ってしまいますので(笑顔)」と柏木さん。ならば老いたとはいえ、ちびっ子にはまだまだ負けられん。というわけで、さっそく一段目に足を踏み出した。
天気が良ければ富士山も見える!
階段からはお台場のフジテレビ、レインボーブリッジも見えます 【スポーツナビ】
「そうですね。エレベーターだと45秒で昇ってしまいますが、階段だと時間をかけて、自分のペースで、自分だけの景色を楽しみながら昇ることができます。家族や友人同士で会話をしながら昇れば、その人たちだけの思い出ができると思います」
(左)ノッポン兄がお出迎え/(右)500段目! ゴールはもうすぐだ 【スポーツナビ】
そんなこんなで、半分あたりから息が切れ、太ももがプルプルし始めましたが、「あれ? もうゴール?」という感じで無事踏破。登頂の記念に「ノッポン公認昇り階段認定証」をもらえて達成感もたっぷりです。ちなみにこの認定証は10種類の絵柄があり、毎回何がもらえるのかはそのときのお楽しみ。でも、すでにもらった絵柄だった場合は別の絵柄と交換してくれるようですので、コンプリートも夢じゃないですね。
運動の後は別の楽しみも!?
(左)登頂の記念に認定証がもらえます/(右)鎮座するタワオ……動くところはなかなかお目にかかれないらしい 【スポーツナビ】
フットタウンに着いた後も、マザー牧場のソフトクリームを食べ、めったに動くことがないという新ゆるキャラ「タワオ」を写真に収め(この日も動かざることタワーのごとし)、ザ・日本のお土産屋さんという雰囲気がプンプン出ている「東京おみやげたうん」を散策。〆は東京タワー水族館でいろいろなお魚と戯れて、ひとしきり東京タワーを遊び倒しました。もうそのころには、早くも階段昇り降りのダメージが来たか、若干ヒザが笑うんですが、体を動かして絶景を楽しんでと心身ともにリフレッシュ! とってもいい休日が過ごせました。
たぶん中学校の修学旅行以来、およそ20年ぶり人生2度目の東京タワーだったと思うんですけど(もはや記憶が定かではない)、こりゃクセになりそうですね。
ちなみに、歩いて昇るだけじゃワシャ物足らん!という方にはこちらがおススメ。東京タワーフットタウン3Fにあるランナーズサロン「LOVESPO TOKYO(ラブスポ東京)」主催で、毎週土日の午前8時〜午前10時までの間、階段を走って昇り降りするイベント「階段RUN」が行われています。こちらもぜひチェックしてみてください。
東京タワーを階段で昇ろう!
・オープン時間/11:00〜16:00
・料金/通常の展望料金が必要となります。昇り階段ご利用の方には「ノッポン公認昇り階段認定証」をプレゼント
※階段は外階段のため、雨天時・荒天時は中止
※階段途中でエレベーターへの乗り換えはできません(大展望台からの帰りはエレベーターを使うことができます)
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