【鷹OB戦】内川聖一が3ラン! 工藤公康「リリーフ、俺」対秋山幸二「代打、俺」も実現

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MVPに選出された黒鷹軍・内川聖一選手と白鷹軍・ズレータ選手 【©パーソル パ・リーグTV】

 3月23日、みずほPayPayドームで行われた「SoftBank HAWKS 20th ANNIVERSARY SPECIAL MATCH Supported by 昭和建設」は、7対1で黒鷹軍が勝利した。

 黒鷹軍は初回、白鷹軍・攝津正投手から、明石健志選手、城島健司選手の連打で好機をつくり、暴投と内川聖一選手の適時打で2点を先制。対する白鷹軍も、黒鷹軍・新垣渚投手に対して井口資仁選手が四球で出塁し、4番・ズレータ選手の適時二塁打で1点を挙げた。
 初回から一転、2回表は白鷹軍・寺原隼人投手が3者凡退に抑えると、黒鷹軍も嘉弥真新也投手、佐藤誠投手の小刻みな継投で3者凡退に打ち取る。3回表に登板した和田毅投手は、失策で走者を背負い、2死としたところで交代。ここで森福允彦投手が登板したが、黒鷹軍・李大浩選手が安打で続くと、内川選手に完璧な3ラン本塁打が生まれ、5対1と突き放した。

 3回表終了後には両軍の代表選手によるホームランダービーを開催。計7スイングで本塁打数を競うルールで行われ、白鷹軍の松田宣浩選手が3本塁打で優勝した。黒鷹軍代表の内川選手が1本、李大浩選手が2本、白鷹軍代表のズレータ選手はノーアーチだった。
 黒鷹軍は、3回裏を斉藤和巳投手が3者凡退に抑えると、4回表に本間満選手、出口雄大選手の連打で1点を追加。4回裏に登板した帆足和幸投手は、2死を奪って交代。代わった髙橋純平投手は140km/h台後半の直球を披露したが、制球が定まらず、3者連続四球を与えた。すると、この場面で白鷹軍・森福允彦投手が登板。わずか1球で内野ゴロに打ち取る現役時代さながらの火消しを見せ、球場を沸かせた。

 黒鷹軍は5回表にも長谷川勇也選手、李杜軒選手の連打で好機をつくり、落球の間に1点を追加。7対1で最終回の攻防へ突入した。すると黒鷹軍の工藤公康監督が「リリーフ、俺」を宣言して登板。これに白鷹軍の秋山幸二監督も「代打、俺」で応えた。
 5回裏1死からは藤岡好明投手が締め、7対1で試合終了。観客動員数40,142人と超満員のなかで行われた一戦は、工藤公康監督率いる黒鷹軍が制した。3ランを含む4打点を挙げた内川聖一選手、適時二塁打を放ったズレータ選手が両軍のMVPに選出されている

  12345 計
黒 20311 7
白 10000 1

黒 新垣渚-嘉弥真新也-佐藤誠-斉藤和巳-帆足和幸-髙橋純平-森福允彦(白鷹軍)-工藤公康-藤岡好明
白 攝津正-寺原隼人-和田毅-森福允彦-水田章雄-金無英-五十嵐亮太

文・東海林諒平
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