3月23日、ロッテ浦和球場で行われたイースタン・リーグ公式戦、千葉ロッテ対埼玉西武3回戦は、8対8で引き分けに終わった。

　千葉ロッテ先発のサモンズ投手は、初回先頭打者に内野安打を許したが、後続を3者連続三振に打ち取る立ち上がり。しかし2回表、山村崇嘉選手に1号ソロを浴びると、続く松原聖弥選手に三塁打、渡部聖弥選手に二塁打を打たれ、この回2失点。3回表、4回表は先頭に安打を許しながらも後続を3人で抑えたが、5回表にも先頭に安打を浴びたところで降板した。

　打線は4回裏、愛斗選手の四球、山本大斗選手、池田来翔選手の連打で無死満塁とし、山口航輝選手の犠飛、宮崎竜成選手の2点適時打で逆転に成功。リリーフ陣は5回途中から登板した田中楓基投手が3人で退けると、6回表を澤村拓一投手が3者凡退に打ち取り、3対2で試合は終盤へ。

　7回からは中村亮太投手が登板。7回表は1安打無失点で切り抜けたが、8回表に2安打で1死1、2塁とされ、松原選手の適時二塁打、渡部健選手の犠飛、敵失策で3点を失い、スコアは5対3に。一方の打線は8回裏、先頭・池田選手が四球で出塁し、山口選手の1号2ランで同点に追い付いた。9回からの2イニングは、中村稔弥投手が無失点に抑えた。

　タイブレークで行われる延長戦。11回表に登板した八木彬投手は、死球と盗塁などで1死2、3塁から、モンテル選手に2点適時三塁打を浴びる。2点を追う11回裏だったが、1死から代打・藤田和樹選手の安打で1、3塁とし、代打・石垣雅海選手、愛斗選手の連続適時打で同点に追い付き、7対7で12回の攻防へ。

　12回表、八木投手は進塁打で1死3塁からスクイズで1失点も、3人で退けた。すると12回裏、進塁打と四球で1死1、3塁から、金田優太選手の犠飛で同点に追い付く。なおも安打と捕逸で2死2、3塁としたが、得点ならず8対8で試合は終了した。

　千葉ロッテは、サモンズ投手が4.0回75球7安打無四死球7奪三振2失点。山口選手が2ランを含む3打点、ドラフト2位ルーキー・宮崎選手が2安打2打点、山本選手が2安打を放っている。

　一方の埼玉西武は、先発の糸川亮太投手が5.1回90球5安打3四死球5奪三振3失点。豆田泰志投手が8回裏に同点2ランを浴び、タイブレークに突入した。松原選手が3安打1打点、山野辺翔選手が3安打1死球2盗塁をマークしている。

　 １２３４５６７８９101112 計
西 ０２０００００３０ ０２１ ５
ロ ０００３０００２０ ０２１ ５

西 糸川亮太-平井克典-豆田泰志-田村伊知郎-大曲錬-ロペス
ロ サモンズ-田中楓基-澤村拓一-中村亮太-中村稔弥-八木彬