ジ ユアイがただ1人のアンダーパーで初代女王に
難コースに各選手が苦しむ中、ただ1人アンダーパーをマークしたジ ユアイ。「このコースはどこに打っても難しいので、最後まで安全なプレーを心がけました」と振り返るが、要所ではしっかりと攻めのゴルフを展開した。
前半、パッティングのタッチが合わず、8番ホールまではスコアを1つ落としていたジ。しかし、9番パー4で約4.5メートルのバーディーパットを沈めると、続く10番パー5では果敢に2オンを狙う。ピンまで225ヤードを5番ウッドで打つと、ボールは狙いどおりグリーン上にピタリ。14メートルのロングパットを2回で沈めて2つめのバーディーを奪い、通算2アンダーで首位をキープすると、その後はスコアを1つ伸ばし、気がつけば2位以下に3打差をつける快勝で今季初勝利、CLPG(中国)ツアー通算4勝目を挙げた。
今年からJLPGAと共催となった今大会に優勝したことで、ジは今年のJLPGA最終プロテストを受験する権利を得た。「日本のツアーはレベルが高いので、自分が通用するかどうか不安もありますが、昔から挑戦したいと思っていたので、プロテストは受験します」。じっくりと考えてから今後のスケジュールを決めるつもりだ。
プロ4年目の20歳だが、昨年はCLPGツアーの賞金女王に輝いた実力者でもある。得意クラブはドライバーで260ヤードを飛ばすとのこと。日本の若手にいい刺激を与えてくれそうな存在になりそうだ。
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