【BOATRACE】平和島G1トーキョー・ベイ・カップ 強風の2周戦でも桐生順平、毒島誠は安定!

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 ボートレース平和島では16日に「G1開設70周年記念 トーキョー・ベイ・カップ」の予選2日目が行われた。この日は朝から向かい風が強く、1Rから安定板を装着。3R以降は周回短縮の2周戦となった。

 2日目のメインカードはダブルドリームの第2弾、12Rで「ピースター・ドリーム」が行われた。レースは枠なり3対3の進入。1号艇の桐生順平(福島出身・埼玉支部38歳)【冒頭の写真】が、1コースからコンマ09の仕掛けで逃げ切り勝ち。握った深谷知博は桐生に弾かれる形。まくり差しで接近した茅原悠紀も旋回は好角度だったが、ターンの出口から先で勢いを欠いた。この間に2コースから立て直して差した吉川元浩が2着。3着は2マークで巧みに小回りをかけた深谷が入り、結局は内3艇での決着。3連単は1-2-3で2030円の8番人気と、意外な好配当決着となった。

 勝った桐生は「不安が大きかったので、うれしいですね~」とウイナーズインタビューでは安堵(あんど)の表情を浮かべはしたが、足の仕上がりに関しては「やっばりターン足が良くない。押しもないし、握れる感じもないんですよね。風があるから乗りやすいようにと思って(チルトを)マイナスで調整したんですが乗りづらかった。また、いろいろと探りながらになりますね」と課題面を多く口にしていた。

 ほかの予選レースでは、初日の「トーキョー・ベイ・ドリーム」を逃げて制した毒島誠が2日目も魅せた。前半の4R5号艇は5コースまくり差しから、2周1マークで1コース戦から粘り込む島村隆幸を差しさばいて2着。後半の9R3号艇では、ピット離れで鋭く飛び出して2コースを確保。1マーク差しから、2マークでは内を差し伸びてきた吉川貴仁を差し交わして白星奪取に成功。

 9R勝利後の毒島は「もう少しターンでの抜け感は欲しいけれど、スピードが乗った後はいいですね。それに久しぶりにピット離れがいいですね」と27号機の手応えについて話している。談話どおりに今節の毒島はピット離れがかなり強力な状態。3日目は12R4号艇での1回乗りだが、ピット離れで飛び出して内枠奪取もありそうだ。展開予想では、コース変動も頭に入れたいところだ。

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 伏兵勢では山田祐也(高知出身・徳島支部35歳)【写真上】に注目。初日オープニング1Rを3コースからのまくり差しで制すと、続く後半8Rは1コース逃げで勝利して、自身初のG1初日連勝の開幕ダッシュに成功。2日目は10R4号艇で、4コースから全速で握り2着確保と勢いを崩さずに乗っている。モーターの仕上がりも出足系で力強い。3日目の1回乗りは5Rでの6号艇。デビュー時から高い旋回能力を評価されてきた徳島支部のナイスガイが、シリーズ中盤の試練を見事上位着で克服してみせるか、熱戦に期待したい。

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