3月15日、パ・リーグ球団のオープン戦5試合が行われる。

　みずほPayPayドームでは14時から、福岡ソフトバンク対北海道日本ハムのオープン戦が行われる。

　福岡ソフトバンクは、左脇腹の張りで離脱していた牧原大成選手が前試合で実戦復帰。6回表から二塁の守備に就き、7回裏の第1打席で左安打を放った。残りの試合で存在感を示し、正二塁手として開幕を迎えたい。

　対する北海道日本ハムは、野村佑希選手が前試合で3安打1打点をマーク。一方守備では、自身の失策で先制点を献上したが、三塁線の打球に飛びつく好プレーを2度見せた。オープン戦は8試合で27打数8安打、打率.296の成績を残している。攻守ともにさらに仕上げ、万全の状態で開幕戦に臨みたい。

　バンテリンドームでは14時から、中日対埼玉西武のオープン戦が行われる。

　埼玉西武のドラフト2位ルーキー・渡部聖弥選手は、前のカードの阪神戦では当たりが止まっていたものの、14日・中日戦は「7番・レフト」でスタメン出場し、2安打をマーク。オープン戦の成績を7試合出場で打率.286としている。球団の野手では源田壮亮選手以来となる新人開幕スタメンに向け、さらにアピールを続けたい。

　マツダスタジアムでは13時から、広島対千葉ロッテのオープン戦が行われる。

　千葉ロッテは、今季よりキャプテンに就任した藤岡裕大選手に注目したい。キャンプでは右肘の張りで別調整が続いていたが、9日の春季教育リーグより実戦復帰を果たすと、出場3試合全てで安打をマーク。8打数4安打2打点を記録するなど状態の良さを見せた。また、14日の試合では2月22日以来となるオープン戦出場を果たし、開幕戦に向け一軍でも調整を重ねる。

　横浜スタジアムでは13時から、横浜DeNA対東北楽天のオープン戦が行われる。

　東北楽天は、前試合で一軍合流後初実戦に臨んだ2選手に注目。中島大輔選手は、8日試合終了時点でオープン戦出場7試合18打数2安打、打率.111と結果を残せず。それでも、春季教育リーグは2試合で6打数2安打1本塁打と結果を残し、14日の横浜DeNA戦よりオープン戦へ復帰。「9番・左翼手」で先発出場を果たすと3回表には快速を飛ばし内野安打をもぎ取り、さらには相手の失策も誘った。

　中耳炎の手術により一時離脱していた安田悠馬選手は、14日横浜DeNA戦で2月22日以来となるオープン戦出場を果たす。4回表の第2打席では安打を放ち、復帰戦でもその存在感を示した。安田選手は2年ぶり、中島選手は初の開幕スタメン奪取に向け、若鷲2人の活躍に期待がかかる。

　神宮球場では13時から、東京ヤクルト対オリックスのオープン戦が行われる。

　オリックスの捕手2選手に注目。若月健矢選手は、オープン戦5試合で打率.364と好調だが、直近2試合は当たりが止まっている。シーズン開幕へ打撃の状態を再び上げていけるか。福永奨選手もオープン戦で徐々に出場機会を増やし、7試合で打率.286をマークしている。森友哉選手が右内腹斜筋の筋損傷で離脱する中、攻守でアピールしたい。