リーダーシップを意識したことで得た気づき。次はプレーで存在価値の証明を

クリタウォーターガッシュ昭島 横田選手 【©ジャパンラグビーリーグワン】

クリタウォーターガッシュ昭島(以下、WG昭島)は、久留米総合スポーツセンター陸上競技場に乗り込み、今季まだ勝ち星のないルリーロ福岡(以下、LR福岡)とのビジターゲームに臨む。前回の対戦では攻守にわたりLR福岡を圧倒しているだけに、良いイメージをもって試合に臨むことができるはずだ。

バイウィークを挟んでリフレッシュしたWG昭島の選手たちは、明るい表情を浮かべ、後半戦に向けて活気に満ちあふれている。その中で今節注目したいのが、開幕戦以来の先発出場となる横田大輝だ。端正な顔立ちからファンに「王子」と呼ばれる横田は、今季はバックスのリーダー陣の一人としてもチームをまとめているが、第4節以降は試合出場の機会に恵まれず、ネガティブな感情を抱える時期もあったという。そんな彼を支えたのは、グラウンド外で発揮した新たなリーダーシップだった。

「リーダーだったので、試合に出場できなくてもミーティングでディフェンスシステムの話をしました。それが試合でうまくいったときに、チームに貢献できていると感じられました。それがモチベーションにもつながりました」

出場機会がない中でも自分にできることを模索し、チームに貢献する姿勢を貫いたことで、横田は新たな自信を手に入れた。そして迎える今節。ひさびさの先発出場に、横田は強い覚悟を持って臨む。

「今までで一番のパフォーマンスができるように準備をしてきました。開幕当初よりもパフォーマンスは上がってきているので、特にボールキャリーで推進力を与えられたらいいなと思っています。これまでは全体的に中途半端なプレーが多かったのですが、自分ができない部分はチームメートに任せて、もっと自分にフォーカスしてチャンスをつかみ取りたいです」

クリタウォーターガッシュ昭島 横田選手 【©ジャパンラグビーリーグワン】

グラウンド外で培ってきたリーダーシップと、これまで積み重ねてきた確かな努力。ひさびさに巡ってきたチャンスをモノにできれば、WG昭島にとって欠かせない存在となるはずだ。あとはグラウンドで横田が自分の存在価値を証明するだけだ。

(匂坂俊之/Rugby Cafe)
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