明治安田Ｊ３リーグは15日と16日に第5節の10試合が開催される。

3連勝で首位に立つFC大阪はアウェイで栃木SCと対戦。前節は鳥取に1-0で勝利した。4試合でわずか2失点の堅守に加え、攻撃では途中出場から結果を残す佐藤 諒に期待がかかる。栃木SCは沼津と引き分け、3試合勝利がない。得点力に課題を抱えるなか、現在40歳の矢野 貴章に今季初ゴールは生まれるか。

2位の鹿児島は高知の本拠地に乗り込む。前節は群馬を下し、2連勝とした。ともに2戦連発中のアンジェロッティとンドカ チャールスの2トップが今節も重要な役割を担うだろう。対する高知は金沢を下し、記念すべきＪ３初白星を掴んでいる。2ゴールで勝利の立役者となった小林 心に今節もかかる期待は大きい。

3位の宮崎はアウェイで6位の栃木Ｃと対戦。前節は松本と引き分け、3連勝はならなかった。シュートの数で上回りながらも決め手を欠いた攻撃陣が意地を見せたいところだ。栃木Ｃは長野を下し、開幕戦以来となる勝利を手にした。1得点・1アシストで勝利に導いた鈴木 国友が今節も輝きを放てるか。

4位の福島はホームに沼津を迎える。前節は岐阜との撃ち合いを制し、2連勝としている。すでに4ゴールを記録する樋口 寛規が今節も攻撃のカギを握るだろう。11試合連続で負けがない（10勝1分）得意な相手を撃破し、3連勝を狙う。対する沼津は栃木SCと引き分け、3試合連続のドローとなった。開幕から負けなしも、勝ち切れない試合が続いている。得点力不足に苦しむなか、最前線に立つ鈴木 拳士郎に結果が求められる。

5位の奈良はアウェイで相模原と対戦する。前節は琉球を下し、2連勝を達成した。途中出場から2試合連続で決勝点を挙げている國武 勇斗に注目が集まる。一方の相模原は八戸に2-1で勝利した。今節はその試合で退場となったシュタルフ 悠紀 リヒャルト監督が不在となるなか、チーム一丸となった戦いが求められるだろう。

7位の北九州はホームに八戸を迎える。前節は讃岐を下し、今季2勝目を手にした。初ゴールを決めたエースの永井 龍に今節も期待がかかる。八戸は相模原に敗れ、2試合勝利がない。プロ初ゴールを決めた大卒ルーキーの井波 勇太がチームに勢いをもたらす活躍を見せられるか。

松本はホームで長野とのダービーマッチに挑む。前節は宮崎と引き分け、開幕3試合勝利がない。今季のホーム初陣で、初勝利を飾れるか。長野は栃木Ｃに敗れ、連勝はならなかった。3試合連続で複数失点を喫する守備組織を上手く立て直したい。過去対戦では松本が2勝3分1敗とリードするが、7度目となるライバル対決は、いかなる決着を見るか。

讃岐はホームで琉球と対戦。前節は北九州に敗れ、今季初黒星を喫した。序盤の2失点で苦しくなっただけに、試合の入りに注意を払いたい。琉球は奈良に敗れ、3連敗。4戦未勝利で最下位に沈む。それでも曽田 一騎がチーム初ゴールを奪ったのは好材料。この新たなエース候補が苦しむチームを上昇に導けるか。

群馬はホームに鳥取を迎える。前節は鹿児島に敗れ、2連敗となった。2試合で8失点を喫する守備の立て直しが急務となる。鳥取はFC大阪に敗れ、開幕から勝利がない。こちらはわずか1得点に留まる攻撃面に課題を抱える。半田 航也ら前線の選手たちの奮起が求められるだろう。

岐阜はホームで金沢と対戦。前節は福島に敗れ、連勝はならなかった。2点を先行しながらも逆転負けを喫しただけに、隙を見せた後半の戦い方がテーマとなりそうだ。対する金沢は高知に敗れ、初黒星を喫している。先手を許す試合が続いているだけに、先行逃げ切りパターンへと持ち込みたい。