明治安田Ｊ１リーグは15日と16日に第6節の10試合が開催される。

 4連勝で首位に浮上した鹿島は、ホームで浦和と対戦。前節は柏を3-1で撃破した。圧巻のハットトリックを達成したレオ セアラが今節も重要な役割を担うだろう。25試合に伸ばしたホーム連続無敗記録の更新にも注目が集まる。対する浦和は岡山を下し、待望の初勝利を手にした。ここまでチームの全ゴール（3得点）を記録するチアゴ サンタナに今節も期待がかかる。
 
無敗で2位につける湘南はホームに神戸を迎える。前節はFC東京と引き分け、2試合連続のドローとなった。警戒が強まる2トップ以外の攻撃陣にも結果が求められるだろう。神戸は先週末の試合がなく、4試合を終えて未勝利と苦しんでいる。水曜日に開催されたACLEでも敗退が決まり、そのダメージは小さくないだろう。戦線復帰した宮代 大聖がここから巻き返しを実現したい。

広島vs柏は勝点10で並ぶ3位と4位の上位対決となる。広島は先週の試合がなく、ACL2ではベスト4進出はならなかった。それでもリーグ戦では3勝1分と無敗を維持する。好調をキープする大卒ルーキーの中村 草太が今節も結果を残せるか。一方の柏は鹿島に敗れ、今季初黒星を喫した。3点を奪われた守備の修正がテーマとなりそうだ。

2連勝の町田は、2戦連発のナ サンホが今節も輝きを放てるか

町田はホームで新潟と対戦。前節は横浜FCを下し、2連勝とした。2戦連発のナ サンホが今節も輝きを放てるか。新潟は東京Ｖと引き分け、開幕からまだ勝利がない。2試合連続で追いつかれて引き分けているだけに、試合の終わらせ方がポイントになるだろう。

Ｇ大阪は横浜FMの本拠地に乗り込む。前節は清水を下し、2連勝とした。2試合連続クリーシートと安定した守備を実現しており、今節もしたたかな試合運びを見せるだろう。横浜FMは先週の試合がなく、今季はまだ勝利を得られていない。それでも火曜日に行われたACLEでは上海海港（中国）に快勝を収め、8強進出を決めている。その試合で2ゴールを奪取したアンデルソン ロペスがチームに初勝利をもたらす結果を残したい。

清水はホームで京都と対戦。前節はＧ大阪に敗れ、3試合勝利から遠ざかる。攻撃面に課題を抱えるなか、今季はまだ無得点の乾 貴士に初ゴールは生まれるか。京都は福岡に敗れ、連勝はならず。こちらも攻撃面に不安を残すなか、3戦ゴールのないラファエル エリアスに結果が求められる。

東京Ｖはホームに名古屋を迎える。前節は新潟と引き分け、2試合勝利がない。今季初ゴールを決めた木村 勇大がここから勢いに乗っていけるか。名古屋はＣ大阪と引き分け、5戦未勝利で最下位に沈む。それでもマテウス カストロに復帰後初ゴールが生まれたのは好材料。この10番がチームに勢いをもたらす活躍を見せられるか。

Ｃ大阪は、好調を維持する北野 颯太にかかる期待は大きい

横浜FCはホームでＣ大阪と対戦。前節は町田に敗れ、2連敗となった。3試合連続で無得点に終わった攻撃陣の奮起が求められる。Ｃ大阪は名古屋と引き分け、開幕以来勝利から遠ざかっている。好調を維持する北野 颯太にかかる期待は大きい。

福岡はホームにFC東京を迎える。前節は京都を下し、2連勝と調子を上げている。2試合連続クリーンシートと堅い守りを実現しており、今節も粘り強い戦いを見せるだろう。FC東京は湘南と引き分け、2試合勝利がない。2試合連続で無得点に終わったなか、仲川 輝人の今季初ゴールが待たれる。

岡山はホームで川崎Ｆと対戦。前節は浦和に敗れ、2試合勝利がない。守備の安定感は備わるだけに、課題は得点力。途中出場が続くルカオの起用法がカギを握りそうだ。川崎Ｆは先週の試合がなかったが、水曜日に開催されたACLEでは上海申花（中国）を撃破し、準々決勝に駒を進めている。その試合で復帰した大島 僚太がリーグ戦でも存在感を放てるか。