【コベルコ神戸スティーラーズ/NTTリーグワン2024-25第11節に向けて】 今季“台風の目”となる三重ホンダヒートを打ち破り、プレーオフ圏内キープへ

チーム・協会

アーリーエントリーのSH上村がリザーブに名を連ねた。アーリーエントリー選手のメンバー入りは今季チームでは二人目。帝京大学から入団し、テンポの良い球捌きと強気なプレーが持ち味だ。 【コベルコ神戸スティーラーズ】

今季2度目のバイウィークを挟み、再び戦いがはじまる。前節で埼玉パナソニックワイルドナイツに悔しい逆転負けを喫した現在6位のコベルコ神戸スティーラーズが迎え撃つのは、三重ホンダヒート。昇格1年目となる昨季はわずか1勝に終わり入替戦を経験するも、今季はすでに4勝をあげて8位につける。チームの中心となるのは、アルゼンチン代表元主将のFLマテーラ。激しいコンタクトプレーを武器とし、熱きハートでチームを牽引する。さらに今季、三重Hは東芝ブレイブルーパス東京からSO中尾、南アフリカからLOスワナポールをはじめとする選手を大量補強。神戸Sは昨季三重Hと2度対戦し、開幕戦は80-15で圧勝、第16節では33-31で苦戦することになった。昨季の最終節同様にタフなゲームが予想されるが、ここ数試合の課題である後半の精度や規律面を修正し、初先発を掴み取ったアーリーエントリーのフナキ、日本代表のコストリー、サウマキらが並ぶ強力FWでブレイクダウンを制して自慢のアタックで畳み掛けたい。 (取材日:2025年3月13日)

大学時代の先輩であるFL福西は憧れの選手だったとか。「福さん(福西)はひたむきでタフな選手です。たくさん良い影響を受けました」とフナキ。タックルは福西のプレーを参考にしているそう。 【コベルコ神戸スティーラーズ】

FLソロモネ・フナキ
「第9節、第10節でリザーブに入り、3試合目にして初めて先発出場というチャンスをもらいました。リーグワンは大学と比べるとフィジカルレベルが格段に高く、これまでの2試合ではなかなか自分のやりたいプレーができなかったのですが、今節は自分の持ち味であるボールキャリーやタックルをどんどん出したいと思います。特に三重Hのバックローにはパブロ・マテーラというワールドクラスの選手がいます。チャレンジャーとして全力で向かっていき、コンタクトの局面でファイトし続けて、個人としてもチームとしても勝ちたい。チームのために100%出し切ることがモットーなので、オールアウトします!」

2月上旬に合流してからチームの目指すラグビーの戦術理解を深めてきた。また、日和佐をはじめ先輩SHからアドバイスを受け、日々成長を感じている。 【コベルコ神戸スティーラーズ】

SH上村 樹輝
「思っていたよりも早くに試合メンバーに入ることができて、興奮と緊張、そして嬉しさが入り混じっています。選んでもらったことに感謝してチームの勝利に貢献したいですし、特にここ3試合、後半になると勢いを失っているので、グラウンドに出たら持ち味であるテンポと強気なプレーを出して良い形でゲームを締めくくれるようにしたい。同期からも『頑張れ!』と声をかけられて応援してもらっているので、試合では同期の思いも背負って戦います。また、初めてメンバー入りした試合が地元・神戸で開催のホストゲームというのも光栄です。スティールメイツの前で思い切ってプレーするので応援よろしくお願いします」

「オフのお陰でリフレッシュし、体の状態がすごく良いですね」と李。チームを勢いづけるランに期待したい。 【コベルコ神戸スティーラーズ】

CTB李 承信選手
「チームとしてこれまでどれだけ良いスタートを切るかにフォーカスしていましたが、ここ数試合、後半、精度や規律の面が下がりはじめて良いフィニッシュができないゲームが続いています。前半は集中力高く戦えているけれど、後半になり隙が生まれる場面があるので、今節に向けて80分間通して一貫性あるプレーができるよう意識して取り組んできました。三重Hとはプレシーズンで対戦し68-35で勝利しましたが、リーグワンで強いチームを倒してきて自信をつけ、その時とはまったく別のチームになっています。相手にモメンタム(勢い)がいった時にどれだけ早く自分たちのスタンダードに立ち戻れるのか。共同キャプテンとして状況やゲームの流れを掴んでチームをリードし、試合を通して自分たちのやるべきことをしっかり遂行できるようにしていきたいと思います」

3月15日(土)14:30KICK OFF NTTリーグワン2024-25第11節
会場:神戸総合運動公園ユニバー記念競技場
■三重H戦登録メンバー
1髙尾 時流
2ジョージ・ターナー 
3山下 裕史
4ジェラード・カウリートゥイオティ
5ブロディ・レタリック(共同キャプテン)
6ティエナン・コストリー
7ソロモネ・フナキ
8サウマキ アマナキ
9日和佐 篤
10ブリン・ガットランド
11松永 貫汰
12李 承信(共同キャプテン)
13マイケル・リトル
14アタアタ・モエアキオラ
15山下 楽平
16松岡 賢太
17カウヴァカ・カイヴェラタ
18具 智元
19ワイサケ・ララトゥブア 
20橋本 皓
21上村 樹輝
22ラファエレ ティモシー
23 イノケ・ブルア

リザーブに入ったHO松岡が出場すれば、神戸スティーラーズ50試合出場を達成する。 【コベルコ神戸スティーラーズ】

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著者プロフィール

兵庫県と神戸市をホストエリアとして、日本最高峰リーグ「NTTジャパンラグビー リーグワン」に参戦しているラグビーチーム「コベルコ神戸スティーラーズ」。チームビジョンは『SMILE TOGETHER 笑顔あふれる未来をともに』、チームミッションは『クリエイティブラグビーで、心に炎を。』。 ホストエリア・神戸市とは2021年より事業連携協定を締結。地元に根差した活動で、神戸から日本そして世界へ、笑顔の輪を広げていくべく、スポーツ教室、学校訪問事業、医療従事者への支援など、地域活性化へ向けた様々な取り組みを実施。また、ピッチの上では、どんな逆境にも不屈の精神で挑み続け、強くしなやかで自由なクリエイティブラグビーでファンを魅了することを志し、スタジアムから神戸市全体へ波及する、大きな感動を創りだす。 1928年創部。全国社会人大会 優勝9回、日本選手権 優勝10回、トップリーグ 優勝2回を誇る日本ラグビー界を代表するチーム。

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