1. FCケルン | 1. FCケルン女子が35,000人集まったスタジアムで谷川萌々子所属のFCバイエルン・ミュンヘンと対戦!
3万5千人をこえるサポーターがラインエネルギーシュタディオンに
前日までにすでに30,000枚のチケットが売り切れ、当日スタジアムには35,711人が詰めかけた。ドイツ国内での女子サッカーの注目度の高さがうかがえる試合となった。
この試合では、バイエルンに所属する19歳のなでしこジャパン代表、谷川萌々子選手が先発出場。ケルンは、かつてフランクフルトやローマ、さらには対戦相手であるバイエルンでもタイトルを獲得し、今季からケルンに加入したオーストリア代表のラウラ・ファイアージンガーを先発起用した。
試合開始直後からケルンはバイエルンの猛攻に苦しめられた。前半6分、バイエルンの谷川がボックス中央からシュートを放ち、ゴール右下を狙うも、ケルンのキーパー、オーロラ・ミカルセンが阻止。
しかし、前半8分にバイエルンが先制。キャロリン・シモンの左足から放たれた弾丸シュートがゴールネットを揺らした。
ケルンも守備を固めながら反撃を試みるが、バイエルンの攻撃を抑えきれず、前半31分には再び失点。ペルニール・ハーダーがクロスボールに頭で合わせ、ネットを揺らした。
試合の流れを変えたいケルンは、左サイドバックのアンナ・ゲルハルトを投入。果敢に対抗するものの、なかなか状況を変えられないまま前半を終えた。
なんとか2失点で抑えたケルンは、後半開始からフォワードのセリーナ・デゲンを送り込んだ。
後半53分、ケルンはこの試合初のシュートを放ったが、ファイアージンガーのシュートは惜しくも相手ゴールキーパーに阻まれた。
さらに後半55分、セットプレーからバイエルンのシドニー・ローマンが頭で合わせ、3点目を奪われてしまった。
その後もケルンは84分と85分に立て続けにシュートチャンスをつかんだが、どちらも惜しくもゴール左に外れてしまった。
最後までゴールを狙い続け、約3万5千人の観客を楽しませたケルンだったが、その努力は結果には結びつかなかった。しかし、圧巻の雰囲気の中で行われたこの一戦は、多くの人々の記憶に残る試合となったはずだ。
ケルンは現在10位で、残り6試合。上位のSGSエッセンとの勝ち点差は6点。来シーズンも1部で戦うために、少しでも勝ち点を積み上げたい。
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