1. FCケルン | 1. FCケルン女子が35,000人集まったスタジアムで谷川萌々子所属のFCバイエルン・ミュンヘンと対戦!

1.FCケルン
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【©︎1FCKoeln】

3万5千人をこえるサポーターがラインエネルギーシュタディオンに

日本時間3月9日(日)、1. FCケルンの女子チームであり、フラウエン・ブンデスリーガ1部で戦う1. FCケルン・フラウエンが、現在リーグ首位のFCバイエルン・ミュンヘンと対戦した。リーグ戦は残り7試合。12チーム中10位のケルンにとって、この一戦はせめて勝ち点1をもぎ取りたい重要な試合だった。試合は、普段はケルンの男子チームが使用しているラインエネルギーシュタディオンで開催された。

前日までにすでに30,000枚のチケットが売り切れ、当日スタジアムには35,711人が詰めかけた。ドイツ国内での女子サッカーの注目度の高さがうかがえる試合となった。

この試合では、バイエルンに所属する19歳のなでしこジャパン代表、谷川萌々子選手が先発出場。ケルンは、かつてフランクフルトやローマ、さらには対戦相手であるバイエルンでもタイトルを獲得し、今季からケルンに加入したオーストリア代表のラウラ・ファイアージンガーを先発起用した。

試合開始直後からケルンはバイエルンの猛攻に苦しめられた。前半6分、バイエルンの谷川がボックス中央からシュートを放ち、ゴール右下を狙うも、ケルンのキーパー、オーロラ・ミカルセンが阻止。

しかし、前半8分にバイエルンが先制。キャロリン・シモンの左足から放たれた弾丸シュートがゴールネットを揺らした。

ケルンも守備を固めながら反撃を試みるが、バイエルンの攻撃を抑えきれず、前半31分には再び失点。ペルニール・ハーダーがクロスボールに頭で合わせ、ネットを揺らした。

試合の流れを変えたいケルンは、左サイドバックのアンナ・ゲルハルトを投入。果敢に対抗するものの、なかなか状況を変えられないまま前半を終えた。

なんとか2失点で抑えたケルンは、後半開始からフォワードのセリーナ・デゲンを送り込んだ。

後半53分、ケルンはこの試合初のシュートを放ったが、ファイアージンガーのシュートは惜しくも相手ゴールキーパーに阻まれた。

さらに後半55分、セットプレーからバイエルンのシドニー・ローマンが頭で合わせ、3点目を奪われてしまった。

その後もケルンは84分と85分に立て続けにシュートチャンスをつかんだが、どちらも惜しくもゴール左に外れてしまった。

最後までゴールを狙い続け、約3万5千人の観客を楽しませたケルンだったが、その努力は結果には結びつかなかった。しかし、圧巻の雰囲気の中で行われたこの一戦は、多くの人々の記憶に残る試合となったはずだ。

ケルンは現在10位で、残り6試合。上位のSGSエッセンとの勝ち点差は6点。来シーズンも1部で戦うために、少しでも勝ち点を積み上げたい。

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著者プロフィール

1.FCケルンは1948年に設立された、ドイツ西部の大都市ケルンに本拠地を置くサッカークラブで、ブンデスリーガに所属しています。1963年に発足したドイツ・ブンデスリーガの初代王者であり、日本人海外移籍の先駆者である奥寺康彦が所属していた頃には2度目のリーグ優勝を成し遂げました。また近年では、槙野智章や鄭大世、大迫勇也も所属していました。

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