愛くるしい笑顔が魅力のプロップ。先発2試合目で披露した卓越した守備力

狭山セコムラガッツ 白川直人選手 【🄫ジャパンラグビー リーグワン】

勝ち点4差で迎えた2位と3位の直接対決。狭山セコムラガッツ(以下、狭山RG)は、後半に中国レッドレグリオンズ(以下、中国RR)に詰め寄られたものの試合終了間際にトライを奪ってボーナスポイントを含む勝ち点5を獲得し、2位を死守した。

この試合でプレーヤー・オブ・ザ・マッチに輝いたのは、この日2トライを挙げる活躍を見せた狭山RGのフィシプナ・トゥイアキ。
「できなかった部分もありますが、自分たちがやるべきラグビーをできたのが、勝利につながった」と語り、自身のトライについては「みんなのハードワークのおかげ。たまたま最後が僕だっただけで、チーム全体のトライ」と話した。
どちらのトライも自身の突破力を発揮した結果だったが、この謙虚な姿勢も高校から来日して文化を学んできた彼の魅力だ。「チーム内での連係が本当によくなっている」と手ごたえを口にしつつ、「残り試合をすべて勝利したい」と意気込みを語った。

バックスで輝きを放ったのがトゥイアキなら、フォワード陣では白川直人だろう。開幕からけがでリハビリの日々が続いていたが、第8節のマツダスカイアクティブズ広島戦で初先発初出場。この日もスタメンに名を連ねて、スクラムの要として素晴らしいディフェンス力を見せた。
「とにかく、ジャージーを着て試合に出られることが本当にありがたい。初スタメンのときは思うようなパフォーマンスを出すことができなかった。でも今日は、自分の強みであるスクラムも、タックルの面でも前回よりは良さは出せたと思います」と笑顔を見せた。
そして、「シーズン前半は何もできなかった。まだまだ体力も有り余っているので、残り試合は自分の仕事をきちんとこなして、チームの勝利に貢献したい」と、力を込めた。

愛くるしい笑顔が魅力の白川。フォワードリーダーとしてチームメートからの信頼も厚い彼が、残り試合でどんな存在感を示してくれるか、注目したい。
(松野友克)
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