ボートレース若松（ナイター）のヴィーナスシリーズ第22戦（2月26日～3月3日開催）が3日に終了した。優勝戦は1号艇の渡邉優美（福岡出身・福岡支部32歳）【冒頭の写真】が1コースから逃げ切って快勝。2着に2号艇の藤崎小百合（鹿児島出身・福岡支部）、3着に5号艇の藤堂里香（福井出身・福井支部）が入り、3連単1-2-5で2280円の9番人気となっている。

　勝った渡邉は昨年7月の桐生オールレディース以来となる約8カ月ぶりの優勝で通算16V。若松では当地初Vとなった。なお渡邉は芦屋で2V、福岡で1Vをマークしており、福岡3場での"地元V"は4回目となっている。

　今節の渡邉は2･2･2･2･1･2･4･1･3･1･1着。初日にドリーム戦1号艇で2着に敗れる不安な立ち上がりだったが、大崩れのない走りで予選2位に入ると、準優と優勝戦は1コースからきっちり逃げ切って頂点へ。今節4勝を挙げ、優勝戦での1着がデビュー通算700勝の節目となった。なお今節の節間トップタイムは渡邉が3日目8Rで出した1分47秒9だった。

　渡邉はこの優勝で賞金100万円を獲得。今年の女子賞金ランキングは前日9位から7位に浮上した。3年連続4回目のクイーンズクライマックス出場に向けて貴重な賞金の上積みとなっている。

　さてヴィーナスシリーズが幕を閉じた若松だが、当地では3月25日からのSGボートレースクラシックが迫ってきた。そこで今節の結果をふまえて、SGで注目機となりそうなモーターを挙げておきたい。

●26号機･･･野田部宏子【写真上】が自身初の予選トップ通過。5コースまくりを2本決めるなど圧倒的なパワーを披露。
●44号機･･･滝沢織寧がデビュー初準優出。節間10走で展示1番時計5本と快速パワーが光った。
●16号機･･･西澤日花里が自身2回目の優出。3･5･1･1･1･6･1･1･4着で今節最多タイの5勝を挙げる大暴れ。
●6号機･･･藤堂里香が優出3着の活躍。3日目から展示1番時計7連発と韋駄天ぶりを見せた。
●39号機･･･渡邉優美が優勝。これまで6節走って0優出だったモーターが気配急上昇。

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