「歴史を変えたい」と誓う気鋭のタックラー 19試合に及んだ連続未勝利に終止符を打つ
「一個一個が個人的なバトルです。この間、(ブロディ・)レタリック選手がチームに伝えていたんですけど、『いいな』って思ったんです。真正面から来た相手に対して『俺はこういうタックルができる』と自分を主張して、絶対に負けたくないと思っています」
‟寝て起きて”の遂行にも妥協はない。「タックルしてラックの下で寝ていると、次の2フェーズくらいはディフェンスラインに入っていないのでタックルができません。倒したあとにはすぐに立ち上がって、もう一回行けるように。そういう意識がチーム全体で高い」。タックルそのものの質と向き合いつつ、24歳のマインドにはハードワークの意志が標準装備されている。
オフシーズンは日本代表で経験を積み、国際基準のフィジカリティーの大切さを受け止めた。持ち味のランやスピードを生かすことを前提に、バランスを考えながら体重を増量。数年後も見据えた一貫性のあるジムトレーニングで肉体強化に励む。
「リーグワンには毎試合、めちゃくちゃ強い対戦相手がいますし、経験を重ねてどんどん成長していきたい。埼玉WKには(ダミアン・)デアレンデなど、強いキャリアーがたくさんいます。チャレンジと思って頑張りたいです」
無敗の首位チームの進撃を堂々と止め、気鋭のタックラーは自らの存在感を高らかに主張してみせる。
(小野慶太)
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