地元小学校でキャプテンズランを実施。地域に愛されるチームを目指すブラックラムズ東京の新たな取り組み。

チーム・協会
ラグビーでは試合前日に、ゲームメンバーを中心におこなう最終調整「キャプテンズラン」を実施します。最近ではファンクラブ会員を招待して公開キャプテンズランをおこなうチームも増えてきましたが、ブラックラムズ東京では地域に出向いてキャプテンズランを実施しています。

「地域に対してオープンになることで、地域コミュニティの一員であること実感し、地域に知ってもらい愛されるチームを目指す」― 今シーズンから就任したタンバイ・マットソンHCのアイデアで始まったこの取り組み。翌日にリーグワン第10節 三菱重工相模原ダイナボアーズ戦を控えた2025年2月28日には、世田谷区立山野小学校で行われました。

※参加児童に配慮して一部写真にはモザイク加工をしています。あらかじめご了承ください。

昼休みには児童およそ800人が見学!歓声の中でおこなわれたキャプテンズラン。

12:30から始まったキャプテンズランですが、昼休みになると児童およそ800人がグラウンドでずらり見学。素早いロングパスやラインアウトのコールのたびに歓声があがり、選手たちにとってもこれまでにないキャプテンズランの環境。

最後には伊藤耕太郎選手から山野小学校の皆さんへ感謝のご挨拶。そして、選手たちがグループにわかれての質問タイム。外国人選手も日本語やジェスチャーを交えながら児童と交流し、児童の皆さんには選手の背の高さやムキムキの筋肉を間近で楽しんでもらいました。

校庭をぐるりと囲む児童たち 【リコーブラックラムズ東京】

伊藤耕太郎選手から御礼のご挨拶 【リコーブラックラムズ東京】

元気にハイタッチ! 【リコーブラックラムズ東京】

パディー・ライアン選手はカタカナでサイン 【リコーブラックラムズ東京】

山野小学校にはブラックラムズアカデミーの児童も在籍しており、この日にむけてしっかりアカデミーウェアを着用してきてくれました。今回のキャプテンズラン実施にむけてご尽力いただいた校長先生は、OBの小松大祐さん(2007-2020、現・立正大学ラグビー部女子チームヘッドコーチ)在籍時からブラックラムズを応援してくださっている熱烈ファンです!

ブラックラムズアカデミー生と校長先生は、憧れのTJ・ペレナラ選手と記念撮影 【リコーブラックラムズ東京】

5時間目は選手と一緒にラグビー教室!

5時間目は5年生を対象としたラグビー教室を開催。ブラックラムズ東京からは、ゲストティーチャーでおなじみのアカデミー担当の大山をはじめ、タンバイ・マットソンHC、マット・テイラーコーチングコーディネーター、竹内克アシスタントコーチ、採用担当の中澤、そして麻生典宏選手・田中真一選手・南昂伸選手という豪華なメンバーが参加。パス、タックル、トライを体験しながら、スタッフ・選手と交流し、元気いっぱいの時間を過ごしました。

麻生典宏選手へタックル 【リコーブラックラムズ東京】

時間オーバーするほど盛り上がった質問コーナー 【リコーブラックラムズ東京】

小さな活動の積み重ねが”大きなうねり”となる

山野小学校でも実施したことがあるブラックラムズ東京の「ゲストティーチャー」は、2016年から世田谷区教育委員会と連携しておこなっており、世田谷区内小中学校の授業にてタグラグビーをおこなっています。西辻勤GMがアシスタントGM時代に始め、2025年1月には参加児童2万人を達成。現在も多くの学校に訪問しており、試合会場や地域イベントでは「学校でタグラグビーやったよ」とスタッフに声をかけてくれるお子さんが増えてきました。

また、この日のキャプテンズランには保護者の方も見学されており、ある保護者の方は世田谷区で手話の活動をされていて、西辻GMと栗原由太選手が登壇した「NPO法人世田谷区聴覚障害者協会 創立70周年記念大会」にも参加してらっしゃったそうです。

ゲストティーチャーや地域活動などがリーグワン3シーズンを経て少しずつ世田谷区内に広がり、小さな「点」だった活動が繋がって大きなうねりになっていく。
児童たちの興奮いっぱいの歓声を聞きながら、ブラックラムズ東京が掲げるミッション「Be a Movement.」を感じた1日となりました。

ご協力いただいた山野小学校の皆様、本当にありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。


文・写真:リコーブラックラムズ東京

山野小学校の皆さん、ありがとうございました! 【リコーブラックラムズ東京】

これまでの世田谷区内でのキャプテンズラン

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