来日してから10年超。「楽しんでいるよ」と笑う“若々しい32歳”

マツダスカイアクティブズ広島 ノックス クリントン選手 【©ジャパンラグビーリーグワン】

3月1日、福山通運ローズスタジアムではディビジョン3で1位のマツダスカイアクティブズ広島(以下、SA広島)と同2位の狭山セコムラガッツ(以下、狭山RG)が対戦する。

勝ち点3差の両チームの対戦だ。今節は上位争いの行方を占う重要な一戦となるが、ノックス クリントンは流ちょうな日本語で「今季で一番大事な試合になるかもしれない。僕たちが1位で狭山RGは2位だからすごくいい勝負になると思うけど、自分たちのディフェンスはすごくいいし、僕もハードなタックルを見せていきたい」と意気込みを語った。

2015年に来日して秋田ノーザンブレッツでプレーし、19年からは現在の三重ホンダヒートで活躍してきた。2022-23年シーズンはD1昇格に貢献し、昨季はD1で力を示してきたセンターは、今季からSA広島でのプレーをとてもエンジョイしている。

「昨季までは負けた試合も多くて、辛いときも多かったと聞いているけど、今季はみんなが成長できているんじゃないかと思う。チームは本当にどんどん強くなっている。先々週に『広島ダービー』(中国電力レッドレグリオンズ戦)で負けてしまったけど、その試合がいい学びになって、先週はさらに強くなってクリタウォーターガッシュ昭島に勝つことができた。チームが成長していくプロセスを一緒に経験できていることがすごくうれしいし、僕もすごく楽しんでいる」

チームの成長にノックスが大きく貢献していることも間違いない。ゲインメーター、ラインブレイク、ディフェンス突破らのランキングでリーグ上位のデータを出しているノックスは「僕はもうおじいちゃんだけどね」と笑うが、32歳という年齢が信じられないほど若々しいプレーでチームをけん引して、日々充実した時間を過ごしている。

「引退するまで日本でプレーしたいと思っているし、まだまだ引退するつもりはないから、ここに長くいられたらいい。広島は最高だよ。都会と自然のバランスがすごくいいし、歴史のある街だから僕もこれからいろんなことを学んでいきたい」

広島で充実した日々を過ごすノックスは、福山の地でも力強く戦い抜く。

(寺田弘幸)

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