35歳、約2年ぶりの先発出場へ。見せたいのは、「ラグビーの本質」
今年36歳になるセンターが、2023年4月9日に行われたクリタウォーターガッシュ昭島戦以来、約2年ぶりにスターティングメンバーに名を連ねた。
「本当に楽しみですよ」爽やかな笑みを浮かべた李は、「いつが自分の最後の試合になるか分からないし、そのときが近づいてきていることも理解しているので、常にいまの自分のベストパフォーマンスを応援してくれている方たちに見せたいと思って準備してきた。この機会にしっかり良いパフォーマンスを見せたいと、強く思っています」と決意を語った。
韓国代表としてもプレーしてきた実績を持つ李修平は、昨季に一度も先発出場することができず葛藤の中で過ごした。そして迎えた今季は、覚悟を決めて臨んでいる。「シーズンが始まる前にコーチ資格も取りに行った。次のステップのことも考えつつ、いまはプレーヤーとしての責任をしっかり果たしていきたい。今季が始まる前に自分自身にプレッシャーを掛けていて、『通用しないんだったら辞めよう』と。だから、この週末は自分がまだまだできるところを自分自身にも見せたい」
応援してくれる人々に、自分自身に、どんな姿を見せてくれるのか。李は迷いなく言った。「とりあえずがむしゃらに、初心を忘れずやりたいと思います。タックルして、すぐ立ち上がって、またタックルにいく。それが自分のラグビーだし、すぐ立ってすぐ走る。ラグビーの本質的なところをやり切っていきたい」
たくさんの人々の思いが交錯する『広島ダービー』で、人一倍の思いをもってプレーするSA広島の12番に注目してほしい。
(寺田弘幸)
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