球春2025 ~スターゼンカップ春季全国大会 出場チーム紹介 【岐阜中濃ボーイズ】
このシリーズでは大会の開幕に先立ち、全国の予選を勝ち抜いた話題のチームを紹介する。
第2回は中日本ブロック・岐阜県支部代表の岐阜中濃ボーイズ。
昨年、全国出場を逃した悔しさをバネに這いあがり、伝統を繋いだ岐阜中濃ボーイズ
1回戦の岐阜笠松ボーイズとの対戦では、初回に先制するも5回裏に5点を奪われ4-6と逆転されるも、6回表に追いつきタイブレイクに突入。
7回表、1死満塁から6番・石原幹斗(いしはら みきと)が粘って右中間に3点タイムリーを放ち試合を決めた。
1回戦の激闘を制して勢いに乗る岐阜中濃ボーイズ。
2回戦で岐阜中央ボーイズ、準決勝で下呂ボーイズを下し、決勝戦に進出。
決勝の相手は過去いくどとなく熱戦を繰り広げてきたライバル、岐阜南ボーイズ。
打線が13安打と爆発し、積極的な走塁も絡めて7得点。
守っては、藤岡友(ふじおか ゆう)、伊藤壮志(いとう そうし)の完封リレーで、岐阜南ボーイズを圧倒した。
2番・神谷晴翔(かみや はると)のライト前ヒットでチャンスを広げて1点を先制。
2回裏、7番・小栗明(おぐり めい)がライト前ヒットと盗塁で攻めたてる。
ここで代打・梅村虎太郎(うめむら こたろう)がライト前にヒットを放ち1点を追加。
なおも2番・神谷が連打で続き、この回3点を追加。4対0で試合の主導権を握る。
3回裏、なおも攻撃の手を緩めず、5番・山下楓馬(やました ふうま)からの4連打で2点を加え6対0と大量リード。
昨年の決勝戦では大量リードから逆転負けを喫している岐阜中濃ボーイズ、同じ轍は踏まないと攻撃の手を緩めずに6回にも追加点。
3番・宮澤碧心(みやざわ あおい)のレフト前ヒット、4番・漆畑宏星(うるしばた こうせい)のライトオーバー3塁打で7点目を入れてみごとなコールド勝ち。
昨年9月の新チーム結成から、2つの支部大会で優勝。県内無敗で春季全国大会に乗り込む。
更なる成長を目指してチーム改革に取り組む
ホームグラウンド、サブグラウンド、屋根付きブルペン、鳥かごと恵まれた環境の中で、高い志と目標を持った選手たちが一体感を持って活動している。
走攻守に専門のチーフコーチを配置、高いレベル技能の習得にも力を入れており、1年間を通して専門のトレーナーのもとトレーニングを実施している。
試合では、チーム内競争を勝ち抜いたレギュラー選手だけでなく、何より控え選手の動きの良さ、雰囲気の良さも際だち、改革の成果を感じさせるチームに仕上がっている。
近年は小学生からも憧れのチームとなり、県外からの入部希望者も増えている。
樋口正和(ひぐち まさかず、65歳)総監督は常に、「 “覚悟と決断”を持ってやって欲しい」と指導者と選手に話し、さらなるチーム改革に取り組んでいる。
「トライ&エラーで失敗を恐れずに全国制覇を目指す」と、蛭川由規(ひるかわ よしのり、53歳)監督は話してくれた。
過去最高となる全国ベスト4越えを目指し、岐阜中濃ボーイズの挑戦がはじまる。
(原稿:広報委員会)
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