佐賀競馬は本日開催!最終レースは上位人気+差し馬で決まり!?/佐賀競馬・大恵総合研究所佐賀支部
大恵総合研究所 【佐賀支部】
JRAでも本日の京都競馬が中止、2月10日に代替競馬が開催されることが発表されました。
佐賀県内でも昨日から降雪がありましたが、幸いにも本日は開催できる見込み。人馬の安全を第一に、20時50分の最終レースまでナイター競馬を開催予定です。
その佐賀最終レースに特化したデータ分析を行うのが競馬リポーターの大恵陽子氏。
JRAと地方競馬の二刀流の彼女が、今夜も独自の視点から最終レース的中を目指します。
1番人気は3着内率87.5%
競馬リポーターの大恵陽子です。
各地で雪の影響が心配されます。
昨日は朝から佐賀県北部にある呼子にイカを食べに行ったのですが、道中の峠では雪がうっすらと積もり、立ち往生する車も見られました。
大阪への帰りの新幹線の車窓からも山口県内では積雪が見られました。みなさん、雪かきや移動等にはお気を付けください。
私も今日は東京への日帰り。早めの行動を心がけます。
さて、今夜の佐賀最終レースは一般的なC2クラスのレース。特別な条件がつかない一戦となっています。
直近1年で、今夜と同じく「一般的なC2戦」「1400m」で行われた最終レースでは人気決着となるレースが多く見られます。
単勝3番人気以内の馬が複数頭、3着以内に入ったのは23レース中14レース。過半数で上位人気馬が2頭以上馬券圏内に入りました。
上位人気について、人気別の成績は下表の通り。
中でも1番人気は高い信頼を置ける一戦と言えます。
今夜と同条件の最終レースでの人気別成績 【表1】
直近1年の23レース中17レースで、1コーナー6番手以下から差した馬が3着以内に入りました。
小回りコースだからといって、差し馬を切るのは早計でしょう。
雪の影響は?
では、雪による馬場への影響はどうなのでしょうか。
そこで参考にしたいのが一昨日に行われた佐賀記念当日のレース。
2日前から当日昼すぎまで雪が降り、馬場状態は今日と同じ重馬場でした。
佐賀競馬は内ラチから数頭分空けて走ることで有名ですが、佐賀記念当日は普段よりさらに1~2頭分、内を空けたレースが見られました。
それだけ内の砂が深くなっていたのでしょう。
しかしながら、内が不利というわけではなく、通る場所さえ合っていれば逃げ馬も3着以内に残っていました。
下表は1~3着の枠色と脚質を記した表。
枠も脚質もある程度は満遍なく上位に食い込んでいるのですが、7枠・8枠に関しては逃げ・先行がベターだと言えます。
2月6日の枠・脚質別結果一覧 【表2】
2月8日(土)8:00現在の佐賀競馬場 【撮影:佐賀県競馬組合】
岩手から短期騎乗中の小林凌騎手
そのうち、⑦ナッシングオンユーに騎乗の小林凌騎手は岩手からの期間限定騎乗中。今年で4年目の佐賀への短期騎乗で、昨年末には岩手の大レース・桐花賞をライアンで制しました。
これまでの佐賀での成績は下表の通り。出走馬中、かなりの末脚を持った同馬でどんなレースを見せるか注目です。
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小林凌騎手の佐賀での年別成績 【表3】
外枠の出水拓人騎手の成績は?
そこで、鞍上の出水拓人騎手について枠別成績をまとめたのが下表です。
外枠に入った時の成績は比較的いい方で、大外に入った今回は良さそうです。
出水拓人騎手の枠別成績 【表4】
では、気になる予想と買い目は?
門別からの移籍後3戦は2着、1着、2着。いずれも上がり3ハロン38秒台の脚を使えていて、C2クラスでは抜けた末脚です。
2走前を勝ったことで前走はやや相手が強化されましたが、それでも小差の2着。鞍上の小林凌騎手は同馬に初騎乗ですが、佐賀での騎乗自体は今年で4年目で、コースを把握しているので大丈夫でしょう。
⑫ボンウィークエンドは近走の持ちタイムが一番。前走、1400mを1分31秒5で勝ちました。先行して上がり3ハロンも39秒前後の脚を使えるのは強みで、出水拓人騎手も外枠成績は良し。
⑩ルヴォンサンライズも前走勝ちタイムが1分31秒8と速いタイム。外枠から逃げか2番手外で王道の競馬を見せてくれそうです。
差し馬からは⑤エクササイズ、①ベートーヴェン、また②エムシージャドゥの粘りに期待。
買い目は3連複軸1頭
⑦-①②⑤⑩⑫ 10通り
本日YouTube現地生配信中! SAGAリベンジャーズC2-6組 【出馬表】
文・大恵陽子(おおえ ようこ)
競馬リポーター。小学5年生で競馬にハマり、地方競馬とJRAの二刀流。毎週水曜日は栗東トレセンで、他の日は地方競馬の取材で全国を駆け回る日々。グリーンチャンネル「アタック!地方競馬」「地方競馬中継」などに出演のほか、「優駿」「週刊競馬ブック」「うまレター」「馬事通信」など各種媒体で執筆。
「大恵総合研究所」なるデータ分析機関を勝手に設立し、現場取材で得た騎手・調教師などの談話をヒントに、馬場傾向やレース傾向を導き出して精度向上に励む。
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