【JMCシリーズ】延岡西日本マラソン展望~若手の登竜門、延岡を制するのは。JMCシリーズⅣのG3レース~
JMCシリーズⅣの男子レースは、今大会と24日の「大阪マラソン2025」、3月の「東京マラソン2025」と残り3レース。シリーズⅣチャンピオン(第108回日本選手権者)は、条件(※)を満たせば東京世界選手権のマラソン日本代表に選出されるため、JMCシリーズのランキング変動にも注目したい。
※東京世界選手権の選考基準の1つが、JMCシリーズⅣチャンピオンで、かつ参加標準記録を突破するか基準ワールドランキングで資格を得ることが条件となっている
今大会の招待選手には、今年1月のニューイヤー駅伝で5区区間5位と好走した池田勘太(中国電力)や、自己ベスト2時間12分10秒の吉元真司(黒崎播磨)、2時間12分22秒の記録を持つ甲斐翔太(西鉄)、昨年12月の防府読売マラソンで自己ベストの2時間16分35秒をマークした杉保滉太(スズキ)のほか、実業団3年目の中村風馬(富士通)、鹿児島出身の志水佑守(トヨタ自動車九州)ら、2時間10分切りとなる“サブテン”を狙うランナーが選出された。
また、多くの若手選手にとってマラソンの登竜門となっているこの大会には、今年も早大の菅野雄太や、実業団1年目の湯浅仁(トヨタ自動車)ら若手ランナーもエントリーしている。
※リンク先は外部サイトの場合があります
◆JMCシリーズⅣのランキングに変動はあるか
同シリーズは、対象大会での記録と順位がそれぞれポイントに換算され、パフォーマンスポイントとしてランキングに反映される仕組みになっており、期間内に3大会出場して記録を残すことなどが条件となっている。
JMCシリーズⅣチャンピオンにはメダルと賞状、そして賞金600万円が授与され、同8位まで賞状と賞金が与えられるため、まずはランキング8位以内に入ることが目標の一つとなる。
今月2日に行われた「第73回別府大分毎日マラソン」では、初マラソンの若林宏樹(青学大)が2時間06分07秒と初マラソン日本最高、日本歴代7位という記録を打ち立てたが、若林は初マラソンのためJMCシリーズのランキングには入らなかった。一方、昨年の大阪マラソンで当時の初マラソン最高記録となる2時間06分18秒をマークした平林清澄(國學院大)は、別府大分毎日マラソンの結果を受けて2650ポイントで3位にランクインした。
秋田工高(秋田)から東海大へ進学し、2年時の箱根駅伝ではアンカーで区間8位、総合5位に入り、3年間連続で箱根路を走った。実業団2年目の若手ランナーの記録更新とJMCシリーズⅣランクインが期待される。
◆3年連続で早大から優勝者が出るか。実業団の若手もエントリー
今年は同大学から、箱根駅伝でアンカーを任され、区間5位と好走した菅野雄太(早大)が出場する。昨年2月の愛媛マラソンで初マラソンを踏み、2時間25分13秒(ネットタイム)と記録を残した。ハーフマラソンは1時間03分18秒という記録を持ち、早大として前々回の佐藤航希(早大→旭化成)、前回の伊福に続き3連覇なるか、といった点にも注目が集まる。
同じく実業団1年目の内田征冶(ロジスティード)は、順大4年時に箱根路を走った。ハーフマラソンの自己ベストは1時間02分34秒で、今大会が初マラソンとなる。
実業団3年目の井上亮真(中電工)も初マラソン。ハーフマラソンは1時間02分07秒と記録を持つ。
また地元・延岡市を活動拠点とする旭化成から実業団2年目の山田真生と5年目の今井崇人がエントリーした。山田は昨年12月の防府読売マラソンで2時間16分41秒をマークしている。
「第63回延岡西日本マラソン」は、男女合わせて612人がエントリーし、前回覇者の伊福、地元・旭化成の鎧坂哲哉がペースメーカーを務める。
レースは2月9日(日)8時35分にスタート。日向市原町を折り返し、延岡市役所前でフィニッシュする42.195kmを、今年は誰が制するのか。
【大会概要】
開催日程:2025年2月9日(日)8時35分スタート
コ ー ス :延岡西日本マラソンコース別府大分毎日マラソンコース
(スタート・フィニッシュ:延岡市役所前)
ハッシュタグ:#延岡西日本マラソン #JMCシリーズ #東京2025世界陸上への挑戦
【JMC応援キャンペーン】
※リンク先は外部サイトの場合があります
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ