島田チェアマンが来場し、三河の新アリーナについて「素晴らしいアクションを起こしている」と評価
■島田チェアマン「三河さんのアクションは我々の理想とする姿」
試合後の囲み取材に応じる島田チェアマン 【©SeaHorses MIKAWA co.,LTD. 】
試合後の囲み取材では、安城市に完成予定の新アリーナについての質問が飛んだ。
シーホース三河は、自治体、そして安城市民と一緒に、一昨年から新アリーナの使い方について、ワークショップを開催して意見を交わしてきた。そうした取り組みについて、島田チェアマンは「素晴らしいと思います」と評価する。
「シーホース三河さんは、みんなのアリーナというコンセプトでやっています。ワークショップを開催して市民の皆さんと一緒に考えたり、建設に対する理解の啓蒙をしたりするのはものすごく大変で、エネルギーが必要なこと。そうした取り組みを続けて皆さんを巻き込んでいるところが素晴らしく、ここまできちっとやっているクラブは少ないと思います」と島田チェアマン。
2026年からスタートする新B1「Bプレミア」に向けて、全国各地でアリーナ建設が進んでいる。この状況について、島田チェアマンはポジティブな意味で「想定外です」と話す。
「いろいろなところで話していますが、もともとBプレミアは18クラブを上限に考えていました。それを一昨年の年末に撤廃。条件をクリアしたクラブはすべて受け入れるとして、昨年末には審査結果として26クラブが出そろいました。もともと、18よりずっと少なくなると想定していました。それはアリーナ建設のことだけでなく、(Bプレミア参入の条件として)コロナ禍に設けた平均4000人以上の入場者数や売上12億円など、難易度が高い基準があったからです。それが最終的に現在のような状況になった。これはクラブの頑張りはもちろん、自治体やファンなど、全方位でクラブに関わる方々のお力添えのおかげで実現したと思っています」
シーホース三河の新アリーナは2028年3月に竣工予定となる。最後に、これからの三河に期待することを島田チェアマンに聞いた。
「当然ですが、アリーナはBリーグのためだけにあるものではありません。私たちは地域創生リーグと銘打って、アリーナを通したまちづくりや地域活性化を最上位に位置付けています。それを実現するためのコンテンツとしてバスケットボールをベースにやっていますけど、大事なことはまちを元気にすることです。シーホース三河さんは、市民の皆さん、クラブ、自治体が一緒になってまちを変えようと動いている。それは我々の理想とする姿ですし、素晴らしいアクションを起こしているクラブだと思います」
ライター:初野正和
【©SeaHorses MIKAWA co.,LTD. 】
【©SeaHorses MIKAWA co.,LTD. 】
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