「スポーツを通じて社会を豊かにする」株式会社ドームとサントリーサンバーズ大阪が目指すパートナーシップの取り組み
左:株式会社ドーム 古谷晋也氏、右:サントリーサンバーズ大阪 ゼネラルマネージャー 栗原圭介氏 【サントリーサンバーズ大阪】
「スポーツを通じて社会を豊かにする」ことをミッションに掲げる株式会社ドームのスポーツマーケティング責任者 古谷晋也氏、「大阪から世界へ」挑戦するサントリーサンバーズ大阪のゼネラルマネージャー 栗原圭介氏に、両社のパートナーシップの取り組みや、今後の展望についてお伺いさせていただきました。
■「スポーツを通じて社会を豊かにする」
栗原氏:サントリーサンバーズ大阪は1973年に設立し、Vリーグ最多優勝回数を誇るバレーボールチームです。2024年10月より、新たに生まれ変わったバレーボールリーグ「大同生命SV.LEAGUE」に参入して活動をしています。私はこれまでチームの強化担当でしたが、2022年よりゼネラルマネージャーとなり、現在はチームの強化だけでなく興行面もみています。
古谷氏:株式会社ドームは1996年に設立した、スポーツ総合ブランド「アンダーアーマー」の日本総代理店です。私の担当部署では、サンバーズをはじめ、プロ球団及び、プロアスリートとの契約やサポートを行なっており、これらの活動を通じて、魅力的な商品の提供やマーケティングの推進、チームとの相互でのファンの獲得、売上拡大をはかることが主な業務となります。
栗原氏:サンバーズは現在会社のサポートを得て運営していますが、2030年までには自立して運営できるよう、まずはスポーツ事業の収益化をはかることが当面の目標です。また「大阪から世界へ挑み続ける、アジアNo.1クラブ」を目指して活動しています。
古谷氏:ドームは「社会価値の創造」「スポーツを通じて社会を豊かにする」ことをビジョン・ミッションとして掲げています。スポーツ先進国であるアメリカをベンチマークにし、日本の選手・アスリートが今より良い環境を実現したいと考えております。スポーツは、やって楽しむ、見て楽しむ、人間の生活に不可欠なものだと思うので、スポーツを通じて日本を元気にしていきたいと願っています。
【サントリーサンバーズ大阪】
■スポーツマーケティングのパートナーとして、互いに価値を高め合い、 共にファンのロイヤリティ向上・ブランドのロイヤリティ向上に取り組む
栗原氏:朝日健太郎さん(1998-2002年にサントリーサンバーズ所属)の紹介がキッカケです。当時健太郎さんが監督をされていたバレーボールチームでアンダーアーマーのウェアを使われており、サンバーズもどうかなとドームさんをご紹介いただいたのが始まりです。サンバーズは今でこそアジアで勝てたり、世界クラブ選手権に出場できるようなクラブになりましたが、7年前はまずは国内で勝つことを目指したチームづくりをしていた中で、スポーツ先進国であるアメリカの考え方をドームさんから伺った時には世界が違うなと衝撃を受けました。これまでは45年間国内メーカーのウェアを安く購入させていただいておりましたが、ドームさんは単なるウェアサプライヤーではなく、スポーツマーケティングのパートナーとして、お互いに価値を高め合いながら、共にファンの拡大、ブランドづくり、新しい価値創造をしていくというご提案に共感し、パートナーシップを結ぶことになりました。当時はスポーツビジネスの知識もなく、チームの強化しか頭になかったので、非常に新鮮だったのを覚えています。
古谷氏:ドームは、サンバーズとの取り組みを機に、バレーボール界に新規参入しました。当時アンダーアーマーはサッカーやバスケットボール、ラグビーのユニフォームを展開しておりましたが、サンバーズがキッカケとなり、バレーボールユニフォームを開発しました。Vリーグ立ち上げのタイミングで、共に一から開発できたことも魅力的でした。また、ドームの創業社長である安田が中学時代にバレーボールをしていたのも大きいですね。
古谷氏:まずはユニフォームを含めたチームサポートを完璧に遂行することから始め、次に共にスポーツマーケティングの取り組みを実施していく予定でしたが、2020年からコロナ禍で無観客試合となり、翌年も50%の入場制限など、3年間は我慢のシーズンとなってしまいました。よって2024年からが本格的なスポーツマーケティング元年なんです。 現在、最新のテクノロジーウェアの提供のみならず、ファンのロイヤリティ向上施策や、ブランドづくりを共に進めています。昨年の決勝戦では、会場を赤色に染める施策を実施したり、先日のファンミーティングでは、2024-25シーズンのユニフォームをサントリーサンバーズオフィシャルオンラインショップで購入された方、ファンクラブプレミアム会員・プラチナ会員の方を招いて、UNDER ARMOUR×SUNTORY SUNBIRDS OSAKA スペシャルトークショーを開催しました。
栗原氏:先日のファンミーティングは圧巻でしたね。参加いただいた方全員に赤のユニフォームを着ていただいて会場が赤に染まり、多くのファンの皆様の喜ぶ顔が見られてこちらまで嬉しくなりました。
2024-25シーズン サントリーサンバーズ大阪×アンダーアーマーのユニフォーム 【サントリーサンバーズ大阪】
UNDER ARMOUR×SUNTORY SUNBIRDS OSAKA スペシャルトークショーの模様 【サントリーサンバーズ大阪】
UNDER ARMOUR×SUNTORY SUNBIRDS OSAKA スペシャルトークショーの模様 【サントリーサンバーズ大阪】
UNDER ARMOUR×SUNTORY SUNBIRDS OSAKA スペシャルトークショーの模様 【サントリーサンバーズ大阪】
UNDER ARMOUR×SUNTORY SUNBIRDS OSAKA スペシャルトークショーの模様 【サントリーサンバーズ大阪】
栗原氏:今後はさらにファンの方を巻き込んだイベントや、次世代の子供たちの未来に寄与する取り組みを増やしていきたいですね。試合に勝った負けただけでなく、地域や社会貢献につながる取り組みをドームさんと一緒に展開していきたいと考えています。もっともっとお客様の喜ぶ顔が見たい、それにつきます。
古谷氏:ファンのロイヤルティ、チームの愛着やブランドのロイヤルティを一緒に高めていきたいと考えています。 アメリカやヨーロッパでは、スポーツによる経済循環がつくられていますので、サンバーズさんと共に好事例をつくっていきたいと思っています。これがサンバーズさんとのパートナーシップで、目指す姿です。
栗原氏:ドームさんと7年間パートナーシップの取り組みを実施して参りましたが、お互いに言いたいことをはっきり言いながら対等の関係で取り組んで来たからこそ、今の信頼関係があると思っています。今後はより強固な関係を築き、スポーツを通じて社会を豊かにする取り組みを加速していきたいですね。
この度は、取材にご協力いただきありがとうございます。
サントリーサンバーズ大阪では、一緒に地域や社会を盛り上げるパートナー企業を募集しています。
ご興味ある方は、ぜひお気軽にお問い合わせいただけると幸いです。
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