未来の日本代表選手と「サンゴリアス」の輩出を目指す、東京サンゴリアスアカデミー

チーム・協会

東京サンゴリアスアカデミー 【東京サントリーサンゴリアス】

未来の日本代表選手やサンゴリアストップ選手の輩出を目指す東京サンゴリアスアカデミー。

今回、東京サンゴリアスアカデミー・スクールをリードする平浩二部門長(元サンゴリアス選手)、鈴木徳一コーチングコーディネーターのお二人に、アカデミー・スクールの取り組みや、目指す姿、地域やパートナー企業にご協力いただきたいことについて伺いました。

東京サンゴリアスアカデミー 平浩二部門長 【東京サントリーサンゴリアス】

東京サンゴリアスアカデミー 鈴木徳一コーチングコーディネーター 【東京サントリーサンゴリアス】

ー東京サンゴリアスアカデミーの活動について教えてください。

平氏:2015年にみなとラグビースクールと東京サンゴリアスが連携協定を結び、2023年4月からみなとラグビースクールのアカデミー部門が「東京サンゴリアスアカデミー」となりました。現在小学校5年生〜中学校3年生までが所属しています。東京サンゴリアスアカデミーでは、特に強化に特化しており、火曜日と木曜日の夜間に活動をしています。アカデミーには他のスクールの子どもたちも参加してラグビーに取り組んでいます。

また、みなとラグビースクールのスクール部門は、強化ではなく普及をメインとして、みんなが楽しくラグビーを続けられるようにというコンセプトで日曜日に活動をしています。幼児クラスから小学校低学年、中学年、高学年、そして中学生と上がっていく形になります。スクール全体で260名の子どもたちがいて、青山小学校には幼児、低学年、中学生が集まり、青南小学校に中学年と高学年が集まる形をとっています。またクラブ部門では、高校生以上の強化、そして基本年齢制限なしで生涯を通じてラグビーを楽しんでもらうことを目指して活動しています。

■未来の日本代表選手を輩出、日本一のアカデミーを目指す

ー東京サンゴリアスアカデミーが目指している姿・目標は何でしょうか。

平氏:東京サンゴリアスアカデミーという名前なので、コンセプトとしてはサンゴリアスの“アグレッシブ・アタッキング・ラグビー”をアカデミー生にも浸透させていくこと、このアカデミーから未来のサンゴリアスのTOP選手、日本代表選手を輩出することを目標にしています。

鈴木氏:また東京サンゴリアスアカデミーでは、日本一のアカデミーを目指そうと思ってやっているので、選手が成長を実感できたり、誇りを持てるようなアカデミーにしていきたいと思っています。
ー東京サンゴリアスアカデミーは、具体的にはどのような取り組みをされているのでしょうか。

平氏:アカデミーの練習には月に一度、現役選手が来て直に“アグレッシブ・アタッキング・ラグビー”に繋がる様々なスキルなどの指導を行っていて、子どもたちは目を輝かせながら指導を受けています。中学生になるとフォワードとバックスくらいは分けますが、ポジションにはこだわっていません。今は出来るだけどちらもプレーできるようにしています。東京サンゴリアスとリンクできるように、プレーの言葉は同じものを使っています。

またジャージの背中には、東京サンゴリアスと同じように「PRIDE, RESPECT, NEVER GIVE UP」というワードを入れています。子どもたちもそれを理解し、忘れないようにしています。そして“アグレッシブ・ア タッキング・ラグビー”をやるために、スキルだけじゃなくフィットネスのトレーニングも行っています。その指導の中で「思いやり・自主性・諦めない・ チャレンジする」ということも指導しています。そしてサンゴリアスの一員であると感じられるように、サンゴリアストップチームとの繋がりをさらに持てるようにしていきたいと思っています。

2023年には初めてリーグワンの他チームのアカデミー、東芝ブレイブルーパス東京アカデミーと試合をしました。結果は別にして、試合をすることが第一歩であり、今まではアカデミーで習ったことを発揮する場がなかったので、まずはその場を作ることができました。そして“アグレッシブ・アタッキ ング・ラグビー”を試合の中で出してトライを取ったシーンもあったのでとても良かったと思います。普段の練習から試合形式の練習も行っており、小学生と中学生で分けてそれぞれ3チームずつに分けて試合を行うなどしています。
ーどのような想いで、普段指導されているのでしょうか。

鈴木氏:私は2015年からプロコーチとして活動をしています。それまでは高校や大学で指導をしていました。もともとラグビーは東北福祉大学でプレーをしていました。大学までラグビーをやり、卒業後はニュージーランドに2年間のコーチング留学に行き、戻ってきてからは様々なところでコーチをやってきました。
2000年くらいだったので、コーチングスタイルも日本とは全く違っていて驚きました。当時の日本でのコーチと選手との関係性とは違い、簡単に言えば、 選手は選手の役割、コーチはコーチの役割をちゃんとやるという形でした。指導方法については、年代やグレードにもよると思いますが、特に子どもにはラグビーを楽しむことを教えて、ラグビー自体のことはあまり教えません。楽しくないと次の週には来なくなってしまうんです。だからコーチとしては、楽しいと思ってもらえるようなラグビーをしなければいけないと学びました。結果ではなくラグビーを続けて欲しいと思ってやっています。ひとつひとつの練習であったり、子どもたちが求めていることを叶えてあげたいです。

そこで子どもたちが成長する姿を見られることもそうですし、子どもたちが成長を実感して喜んでいる姿を見ること、それによる発言、プレーだけじゃなく日頃の受け答えも変わってくるので、そういう姿を見られることが楽しいです。

■地域の子供・次世代の子供たちを応援するパートナー企業を募集

ー地域やパートナー企業にご協力いただきたいことはありますでしょうか。

平氏:東京サンゴリアスアカデミーは、我々指導者だけでなく、保護者の皆様、地域や企業の皆様に支えられて活動をしています。

例えば森永製菓株式会社様には、子どもたちの健やかな成長と競技力向上をサポートいただいており、スポーツ栄養の分野で培った専門知識を活かし、当アカデミーの選手たちに子ども向けのプロテインやINゼリーなどの栄養補助食品を提供していただいております。これにより、成長期の子どもたちが適切な栄養補給を行いながら、健全な体づくりとパフォーマンス向上に取り組むことが可能となっています。また栄養セミナーなども実施し、子どもたちや保護者の皆様に向けて、成長期に必要な食事の知識や、スポーツに適した栄養摂取の方法について学ぶ機会を提供しています。選手たちは食事の重要性を理解し、トレーニングと合わせた総合的な成長を目指しています。

【東京サントリーサンゴリアス】

【東京サントリーサンゴリアス】

また笑顔道グループ様には、子どもたちが安全にラグビーを楽しみ、成長できる環境を整えるために、スポーツにおけるケガの予防から、万が一ケガをしてしまった際のアフターケアまで、専門的なサポートをしてくださっています。特に、成長期の子どもたちにとって重要なコンディショニングやボディケアの知識を伝え、ラグビーに必要な身体のケア方法を指導していただいております。

【東京サントリーサンゴリアス】

こうした様々な地域やパートナー企業の皆様にサポートいただくことで、子どもたちはより充実した環境のもとでラグビーに取り組み、夢に向かってチャレンジし続けることができるので改めて感謝しています。地域の子供や次世代の子供たちを応援したいという企業様がいらっしゃいましたら、ぜひご支援・ご協力いただけると幸いです。

東京サントリーサンゴリアスは、地域の子供・次世代の子供たちを応援する活動に、ご支援・サポートなどご協力いただける企業様を募集しております。ご興味ある方はぜひお気軽にお問い合わせいただけると幸いです。
以下、関連リンクよりご確認ください。
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著者プロフィール

「東京から世界へ日本ラグビーを牽引し、世界にチャレンジするクラブへ」という意味を込め、 ホストエリアを東京都・港区・府中市・調布市・三鷹市と定め、「東京」を冠した。 今季からは大学選手権優勝に導いた経験を持つ田中澄憲が監督に就任し、 「SUNGOLIATH PRIDE~All for Victory~」をスローガンに揚げ、 伝統のアタッキングラグビーで頂点にチャレンジする。

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