【スキー】持ち味は攻撃的な滑り、小山敬之がウェンゲンの難コースに挑む!

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【スキー】持ち味は攻撃的な滑り、小山敬之がウェンゲンの難コースに挑む!

アデルボーデンSLは54位で2本目に進めなかった小山陽平選手、ウェンゲンは欠場となります 【写真/Gabriele Facciotti】

11日にスイス・アデルボーデンで行われた男子スラローム(SL)第6戦は、クレモン・ノエルが今季3勝目を挙げると共に、ルッカス・ピンヘイロー・ブラッテンが2位となり、ビーバークリークGSに続き、ブラジルに2度目の表彰台をもたらしました。

「SNOW JAPAN」日本チームは小山陽平(ベネフィット・ワンスキークラブ)・敬之(いずみ産 業株式会社SC)兄弟がマドンナに続き出場しましたが、兄の陽平選手は54位で2本目に進めず、 弟の敬之選手は1本目途中棄権に終わりました。 前回マドンナ同様、2人はアデルボーデンに残って練習を行うことになっていましたが、兄の陽平 選手は負傷した足首の状態が思わしくなく、「一時練習を中断して、病院での診察を予定しています」(河野恭介チーフコーチ) 「(そしてドクターの)診断により、今後の方向性を決めていく」とのことで、今回のウェンゲンSLは欠場となります。 小山陽平選手は昨年11月の受傷後、帰国して国立スポーツ科学センター(JISS)でリハビリに励んでいましたが、「雪やセット、荒れ具合など、W杯での負荷(2戦)がサポートスタッフの想定を超えてしまったと思います」と河野恭介チーフコーチは話します。

持ち味は攻撃的な滑り、小山敬之選手 【写真/Gabriele Facciotti】

兄の欠場でウェンゲンは一人で出場する弟の敬之選手は、レース後もアデルボーデンに残って練習
を行い、オーストリアのチーム拠点に戻ることなくウェンゲンに臨みます。
W杯出場4戦目となるウェンゲンはもちろん初出場で、W杯の中で最も難しいSLコースとも言われる難コースに初挑戦します。
無念の欠場となった兄、陽平選手の分も含め、持ち味である攻撃的な滑りを発揮してゴールまで滑り切ることに期待です。

文:田中慎一郎
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著者プロフィール

公益財団法人全日本スキー連盟は、日本におけるスキー・スノーボード競技を統括すると同時に、普及・振興の役割も担う競技団体。設立は1925年、2025年には設立100周年を迎える。スキージャンプ、ノルディック複合、クロスカントリー、アルペン、フリースタイル、スノーボードの6競技において、世界で戦う選手たち「SNOW JAPAN」の情報や、FIS(国際スキー・スノーボード連盟)ワールドカップなどの大会情報をお届けします。

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