“愛するイーグルスのために”。新たなスタートとなる51キャップも思いは不変

横浜キヤノンイーグルス リアキマタギ・モリ選手 【©ジャパンラグビーリーグワン】

開幕2連敗からの逆襲で2連勝を達成。勝敗を2勝2敗の五分に戻した横浜キヤノンイーグルス(以下、横浜E)は今節、三菱重工相模原ダイナボアーズ(以下、相模原DB)と“神奈川ダービー”を戦う。横浜Eのホストゲームとしてキックオフされる因縁の試合は、ニッパツ三ツ沢球技場で1月18日(土)14:10開始だ。

常に先手を奪い、試合を優位に進めた前節の静岡ブルーレヴズ(以下、静岡BR)戦。終了間際のトライでボーナスポイントを獲得したその試合で節目の瞬間を迎えた選手がいる。ロックで先発出場し、後半22分までプレーしたリアキマタギ・モリだ。来日9年目のニュージーランド人プレーヤーは、ジャパンラグビー トップリーグを含めた節目の50キャップを達成。日野レッドドルフィンズで始まった日本でのキャリアに一つの勲章が加わった。

トップリーグでの“ファーストキャップ”は苦難の道を乗り越えた末にたどり着いたという。「スーパーリーグで重度の脳振盪を負ってしまい、この先選手として続けられるのかどうか分からなかった。それを乗り越えてプレーできたのは、とてもうれしかったんだ」。

万感の思いでグラウンドを踏み締めたあの日から約7シーズン。50キャップを達成するまでには新型コロナウイルスの影響で満足にラグビーをできない時期も過ごしてきた。「いろいろな障害」がある中で少し時間は掛かったが、「1キャップ目から50キャップ目まですべての試合を楽しめてきた」とモリは目を細める。

新たなスタートとなる51キャップ目の試合は、相模原DBとの“神奈川ダービー”。3連勝がかかったホストゲームに向けて、モリは言う。

「僕はこのチームに来て、みんながハードワークをし続ける集団であることや、向上心のある文化に魅了されたんだ。そんなイーグルスの勝利のためだったら何でもできる。自分にできる限りのことをすべてやるだけだよ」

横浜キヤノンイーグルス リアキマタギ・モリ選手 【©ジャパンラグビーリーグワン】

“愛するイーグルスのために”。チーム愛の結晶を、勝利という結果につなげてみせる。

(郡司聡)
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