大阪体育大学柔道部女子2024プレーバック 中本が関西準V 「来季は関西女王とその上を」

大阪体育大学
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 大阪体育大学柔道部女子は2024年、8月の関西学生体重別選手権大会で63㌔級の中本真奈美選手(体育学部3年、敬愛)が準優勝し全日本学生体重別選手権大会に進出。また、チームは10月の全日本学生体重別団体優勝大会にも出場した。松田基子監督は「中本の準優勝が部にとって大きかった。学生最後となる来季は関西チャンピオン、さらにその上をめざしてほしい」と期待する。

中本真奈美 【大阪体育大学】

 中本選手は投げ技、寝技とも巧みで一本を取る力がある実力者だ。関西学生体重別選手権では準々決勝で地力のある明治国際医療大学選手に対し寝技で技ありを取るなどして決勝に進んだ。全日本では、大会3位となる日本体育大学選手から技ありを取って先行したが、その後指導3つで逆転された。
 また、関西学生体重別選手権では、 階級を78㌔超級に上げた青木美保選手(体育学部4年、東大阪大学敬愛)が4強。57㌔級の森口志保選手(同、科学技術)も8強に入ってポイントを獲得し、全日本学生体重別団体優勝大会の出場権を獲得した。

青木美保 【大阪体育大学】

 その全日本学生体重別団体優勝大会では1回戦で、6月の全日本学生優勝大会1回戦で、0-3で敗れた帝京平成大学と対戦した。先鋒の増子和奏選手(体育学部2年、東大阪大学敬愛)が相手のエース格と価値ある引き分けに持ち込み、中堅戦で技ありを取られたが、副将の中本選手が一本勝ちで1-1として、大将戦に。1年生ながらセンスの良さを買われて起用された池田晴香選手(スポーツ科学部、高川学園)が粘ったが、ラスト9秒でポイントを取られた。松田監督は「あと一歩。見応えある試合になったが、ポイントを取れるところで取れていない」と振り返る。

森口志保 【大阪体育大学】

 また、12月の全日本学生柔道YAWARA Challenge Tournament(第1回)では、中本選手が63㌔級でベスト16に進んだ。
 2025年シーズンに向け、白樫希穂新主将(体育学部3年、箕島)のもと、部はさらなる精進をめざす。2023年の全日本学生体重別選手権で1年生ながら1勝した久保純奈選手(体育学部2年、小林西)がひざのけがから復帰したのも明るい材料だ。松田監督は「あと一息のところでの追い込みが重要。勝ち切るために稽古の質を上げたい」と飛躍をめざす。
【広報室】

辻野いづみ 【大阪体育大学】

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