JRAの後も佐賀競馬がある！3着以内0の馬たちが一発逆転を目指す最終レース／佐賀競馬・大恵総合研究所佐賀支部
月曜日ですがJRA開催が行われる今日1月6日。
佐賀競馬もナイター開催を行っています。中でも人気なのが最終レース。
日によって全馬未勝利、牝馬限定、オール移籍初戦馬といった個性的な条件でレースが行われることが多く、条件次第で堅い決着から大波乱まで楽しめます。
その佐賀最終レースに特化したデータ分析を行うのが競馬リポーターの大恵陽子氏。
大恵総合研究所・佐賀支部なるものを立ち上げ、様々な切り口から分析します。
佐賀競馬もナイター開催を行っています。中でも人気なのが最終レース。
日によって全馬未勝利、牝馬限定、オール移籍初戦馬といった個性的な条件でレースが行われることが多く、条件次第で堅い決着から大波乱まで楽しめます。
その佐賀最終レースに特化したデータ分析を行うのが競馬リポーターの大恵陽子氏。
大恵総合研究所・佐賀支部なるものを立ち上げ、様々な切り口から分析します。
全馬未勝利の1300mなら堅い決着！？
スポーツナビをご覧のみなさん、こんにちは。
競馬リポーターの大恵陽子です。
3日間開催の佐賀競馬も今日が最終日。
昨日は中山金杯を外して傷心だったのですが、夜の佐賀最終レースで点数を絞って的中して回復できました。
今夜もバシッと当てて気持ちよく眠りたいところです。
さて、今夜の佐賀最終レースは「3歳ドリームシリーズ」。
ドリームシリーズとは、賞金下位から順に出走馬が編成されるレースです(移籍初戦を除く)。
基本的には賞金を持っていない＝上位入着歴がない馬たちで構成されることが多くなります。
今夜も例に漏れず全馬3着以内の経験ナシ。馬にとっては念願の初勝利を目指せる舞台となります。
直近1年での3歳ドリームシリーズの結果は下表の通り。
3連単万馬券は12回中5回と高い頻度で出ているのですが、注意すべき点はすべて900m戦ということ。ワンターンの超短距離戦では波乱含みなのですが、今夜は1300m戦。
1300mや1400mではコースを1周するのですが、その場合には単勝1番人気と2番人気の3着内率は100％と、人気決着となっています。
競馬リポーターの大恵陽子です。
3日間開催の佐賀競馬も今日が最終日。
昨日は中山金杯を外して傷心だったのですが、夜の佐賀最終レースで点数を絞って的中して回復できました。
今夜もバシッと当てて気持ちよく眠りたいところです。
さて、今夜の佐賀最終レースは「3歳ドリームシリーズ」。
ドリームシリーズとは、賞金下位から順に出走馬が編成されるレースです(移籍初戦を除く)。
基本的には賞金を持っていない＝上位入着歴がない馬たちで構成されることが多くなります。
今夜も例に漏れず全馬3着以内の経験ナシ。馬にとっては念願の初勝利を目指せる舞台となります。
直近1年での3歳ドリームシリーズの結果は下表の通り。
3連単万馬券は12回中5回と高い頻度で出ているのですが、注意すべき点はすべて900m戦ということ。ワンターンの超短距離戦では波乱含みなのですが、今夜は1300m戦。
1300mや1400mではコースを1周するのですが、その場合には単勝1番人気と2番人気の3着内率は100％と、人気決着となっています。
もう一つ上記の表から。
900m戦では差し馬の上位入着もたびたび見られる一方で、1300mや1400mでは基本的に前有利。1コーナーを5番手以内で回った馬同士での決着となっています。
佐賀競馬は他の地方小回りコースと比べても差しが決まりやすく、ゴール直前で外から差してきて着順が入れ替わる、なんてシーンもまま見られるのですが、今夜の最終レースにおいては「逃げ・先行で決まりやすい傾向」と言えるでしょう。
900m戦では差し馬の上位入着もたびたび見られる一方で、1300mや1400mでは基本的に前有利。1コーナーを5番手以内で回った馬同士での決着となっています。
佐賀競馬は他の地方小回りコースと比べても差しが決まりやすく、ゴール直前で外から差してきて着順が入れ替わる、なんてシーンもまま見られるのですが、今夜の最終レースにおいては「逃げ・先行で決まりやすい傾向」と言えるでしょう。
重視すべきは前走タイム？上がり3ハロン？
基本的に上位人気、かつ前有利で決まるということは、前走の内容もいいはず。
ということで、下表は前走について比較してみました。
今回の出走馬同士の比較として、「前走の走破タイムが最速の馬」と「前走の上がり3ハロンが最速の馬」の成績を調べたところ、前走の走破タイムが出走馬の中で最速だった馬は、3歳ドリームシリーズでも好成績を収めていました。3着内率は71.4％で、高い信頼を置けそうです。
なお、走破タイム、上がり3ハロンともに距離毎に抽出しました。
ということで、下表は前走について比較してみました。
今回の出走馬同士の比較として、「前走の走破タイムが最速の馬」と「前走の上がり3ハロンが最速の馬」の成績を調べたところ、前走の走破タイムが出走馬の中で最速だった馬は、3歳ドリームシリーズでも好成績を収めていました。3着内率は71.4％で、高い信頼を置けそうです。
なお、走破タイム、上がり3ハロンともに距離毎に抽出しました。
逃げ・先行はどこまでなら粘り込める？
今夜の最終レースは逃げ・先行有利な傾向ではありますが、出走馬を見渡すと逃げ・先行歴のある馬はしまいに脚が上がる馬が多そうです。
そうなると、どれだけ粘り込めるかがポイント。
そこで、3歳ドリームシリーズ(1300m-1400m)で3着以内に入った馬のうち、上がり3ハロンが最も遅かったのは何秒なのかを調べてみました。
3月のみ42.1秒で逃げ粘って3着でしたが、馬場状態によって差はあるものの、できれば40秒半ばまででまとめられると良さそうです。
そうなると、どれだけ粘り込めるかがポイント。
そこで、3歳ドリームシリーズ(1300m-1400m)で3着以内に入った馬のうち、上がり3ハロンが最も遅かったのは何秒なのかを調べてみました。
3月のみ42.1秒で逃げ粘って3着でしたが、馬場状態によって差はあるものの、できれば40秒半ばまででまとめられると良さそうです。
では、気になる予想と買い目は？
基本的には上位人気から狙った方がよさそうな一戦。
事前に馬券を仕込んでおきたい方は、佐賀競馬公式HPのさがけいば無料ネット新聞「うまかつ.net」の印を参考にすると、だいたいの人気の予測がつけられそうです。
②コスモチャンティは出走馬の中で前走(1400m)の走破タイム、上がり3ハロンともに最速。特に走破タイムは他馬より0秒8以上速いものでした。
うまかつ.netの陣営談話に「ゲート入りに課題が残る」とある点は気になりますが、前走は直線でひと脚を使っていました。大外枠だった前走よりも今回は前の位置が取れるのでは、とも思い、ここから狙おうと思います。
①カゼノカンザシは前走、ダッシュがつかず後方からとなりましたが、2走前は好ダッシュで3番手に先行。ここもスタートの出方次第で上位争いに食い込めそうです。
③ベルスカーレットは900mを使われてきた馬。このメンバーであればそれなりの位置から粘り込めないかなと期待します。
逃げ候補の⑥サザンルーブルは門別ダート1000mでも先行できるスピードを持っていて、移籍初戦の前走も先手を取りました。3～4コーナーで外から交わされると一気に止まってしまい10着で、上がり3ハロン43.2秒という点は気になりますが、今回は強力な逃げ・先行が不在。さらに前走から距離も100m短縮で、なんとか粘り込めないかな、というところ。
堅い配当になる傾向があるので、点数は絞ります。
馬連②-①③⑥ 3点
事前に馬券を仕込んでおきたい方は、佐賀競馬公式HPのさがけいば無料ネット新聞「うまかつ.net」の印を参考にすると、だいたいの人気の予測がつけられそうです。
②コスモチャンティは出走馬の中で前走(1400m)の走破タイム、上がり3ハロンともに最速。特に走破タイムは他馬より0秒8以上速いものでした。
うまかつ.netの陣営談話に「ゲート入りに課題が残る」とある点は気になりますが、前走は直線でひと脚を使っていました。大外枠だった前走よりも今回は前の位置が取れるのでは、とも思い、ここから狙おうと思います。
①カゼノカンザシは前走、ダッシュがつかず後方からとなりましたが、2走前は好ダッシュで3番手に先行。ここもスタートの出方次第で上位争いに食い込めそうです。
③ベルスカーレットは900mを使われてきた馬。このメンバーであればそれなりの位置から粘り込めないかなと期待します。
逃げ候補の⑥サザンルーブルは門別ダート1000mでも先行できるスピードを持っていて、移籍初戦の前走も先手を取りました。3～4コーナーで外から交わされると一気に止まってしまい10着で、上がり3ハロン43.2秒という点は気になりますが、今回は強力な逃げ・先行が不在。さらに前走から距離も100m短縮で、なんとか粘り込めないかな、というところ。
堅い配当になる傾向があるので、点数は絞ります。
馬連②-①③⑥ 3点
文・大恵陽子（おおえ ようこ）
競馬リポーター。小学5年生で競馬にハマり、地方競馬とJRAの二刀流。毎週水曜日は栗東トレセンで、他の日は地方競馬の取材で全国を駆け回る日々。グリーンチャンネル「アタック！地方競馬」「地方競馬中継」などに出演のほか、「優駿」「週刊競馬ブック」「うまレター」「馬事通信」など各種媒体で執筆。
「大恵総合研究所」なるデータ分析機関を勝手に設立し、現場取材で得た騎手・調教師などの談話をヒントに、馬場傾向やレース傾向を導き出して精度向上に励む。
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