2024年の最終戦でバルセロナを2-1で撃破したアトレティコ・デ・マドリーは、コパ・デル・レイのラウンド32で、マルベーリャと対戦した。2025年の初戦では、グリーズマンをキャプテンに、ジュリアーノ、バリオス、ハビ・ガランといった若手選手を中心にスターティングメンバーを組んだ。

堅牢な4-4-2フォーメーションを採用しつつ、セグンダ・ディビシオン（2部リーグ）のチームであるマルベーリャを相手に攻勢を強めたアトレティは、16分に先制点を挙げる。

グリーズマンがアタッキングサードでボールをインターセプトし、右サイドを駆け上がるジュリアーノへパス。ジュリアーノがペナルティエリアに侵入してクロスを上げ、相手キーパーの弾いたボールを逆サイドから走り込んだグリーズマンがワンタッチで押し込んだ。

序盤にゴールを決めたアトレティコ・デ・マドリーは、追加点を狙い続けたが、決定的なチャンスは生まれずに前半を折り返した。

再びチャンスが訪れたのは、後半開始直後。デ・パウルがペナルティエリア端でプレッシャーをかけて相手のボールを奪い、ワンタッチでDFをかわして右足でシュートを放った。だが、これはハンドの判定でゴールは取り消された。

60分過ぎにはギャラガーがリードを広げるチャンスを迎えるも、シュートは右ポストを直撃した。

後半にも得点の機会は幾度となく訪れたが、アトレティコ・デ・マドリーは追加点を奪えずに試合を終えた。それでも、グリーズマンが挙げた序盤のゴールにより、マルベーリャを1-0で下し、コパ・デル・レイのベスト16進出を決めた。