様変わりした雰囲気。より対応力を求める新体制
リコーブラックラムズ東京 池田悠希選手 【©ジャパンラグビーリーグワン】
タンバイ・マットソン ヘッドコーチも、笑顔を見せたうちの一人。「試合後、ロッカールームでクラブ全員を褒めました」と破顔した。
マットソン ヘッドコーチは、選手との距離感が近い。
練習終わりには、大きな円陣を組む選手たちの肩を一つひとつ叩きながら、その円陣の外側を1周して回る。
「みんながとっても良い練習をしたことを分かっているよ、と伝えたいんです」
そしてそのあとは、選手たちが個人練習に打ち込めるよう、率先して備品の片づけにも勤しむ。
首脳陣が変われば、練習風景も大きく変わる。
「昨季までは、決まったことをしっかりとプレーするスタイルでした。今季はより、その場での状況判断とエリアマネジメントが求められています」と話すのは、開幕から2戦続けてフル出場中の池田悠希。チームとしてより攻撃的にボールを動かしプレーする、その術に対応する練習が砧のグラウンドでは繰り広げられる。
池田は昨年、日本代表活動に参加した。だが代表キャップを得られず「悔しかった。その思いが、いまは一番強いです」と口にする。
フィジカルレベルが高く、どの局面でも強いプレッシャー下での練習が続いた代表合宿では、驚くことばかりだったが、187cm・100kgの体躯を生かしたボールキャリーやフィジカルは通用することも知った。だからこそ、勝負できるポイントを、誰にも負けない武器へと昇華させたい。
「リーグワンでのプレーを通じて、向上していることをアピールしていきたいです」
覚悟をもって楕円球を握る。
ホストゲーム連勝が懸かる第3節は、開幕2連勝中の埼玉パナソニックワイルドナイツが相手。会場となる駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場では、毎年恒例となった『世田谷パン祭り』とのコラボレーション企画を実施する。また、新春特別企画として『2025福袋』も90袋限定で発売予定。ぜひ新年のラグビー初めを、世田谷で、BR東京とともに。
(原田友莉子)
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