【Road to Rice Bowl 78 パナソニック編③】いよいよ決戦!選手がフィールド上で判断する総合力を強化して臨む「4度目の正直」

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2021年シーズンから社会人アメフト・Xリーグの王座決定戦となったライスボウルは過去3回の大会はいずれもパナソニック インパルスと富士通フロンティアーズの顔合わせとなり、そのすべてで富士通に凱歌があがっている。点差はいずれも僅差で、1ポゼッション差以内だ。つまり、1回の攻撃権で少なくとも同点にできる8点差以内で決着している。

今季からパナソニックの指揮を執る高山直也HC 【X LEAGUE】

2021年シーズンから社会人アメフト・Xリーグの王座決定戦となったライスボウルは過去3回の大会はいずれもパナソニック インパルスと富士通フロンティアーズの顔合わせとなり、そのすべてで富士通に凱歌があがっている。点差はいずれも僅差で、1ポゼッション差以内だ。つまり、1回の攻撃権で少なくとも同点にできる8点差以内で決着している。

パナソニックにとって気になるのは過去3大会すべてで第4クオーターにおける得点がないことだ。対照的に富士通はいずれの試合でも最終クオーターにタッチダウンを記録している。

パナソニックの高山直也HCもこのことは課題ととらえ、対策を打ってきた。そのひとつがフィールド上での選手の判断力だという。

独走ランを見せるパナソニックRB立川玄明(右) 【X LEAGUE】

「第4クオーターで勝ち切れていない後半のアジャストについてはチームとしては課題ととらえている。コーチが出すサインを現場(フィールド上)で瞬時に選手がアジャストするかという能力も非常に大事になってくる。今年は選手が主体的になってサインを調整しながら自分での判断も結果としては出来つつある。そういうチームの総合力ということころは意識してやっている」と高山HCは昨年12月23日に行われたメディアデーで述べた。

コーチが出すサインの意味をフィールド上の選手が正確にくみ取り、さらに状況に応じて正しい判断を下して実行に移すことが第4クオーターの打開策になるということか。

パナソニックは前任の荒木延祥監督の時代から「セームページ」という言葉をよく使う。英語の「on the same page」からきている言葉だが、同じページの上にいる、すなわち誰もが共通認識を持っているということだ。コーチ、選手、スタッフのすべてがセームページにあり、第78回ライスボウルでは2015年シーズン以来となる悲願の日本一を目指す。
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