浅野拓磨2024年総まとめ【RCDマジョルカ】

マジョルカ
チーム・協会

【@RCDMallorca】

2024年もいよいよ終わり。今年のトップニュースの一つといえば、予想外の浅野拓磨のRCDマジョルカへの移籍が挙げられるのではないだろうか。加入発表から約5か月。怪我による離脱も経験しつつ、新天地スペインで奮闘する浅野の歩みを振り返ってみよう。

プレシーズン

2024/25シーズンのラ・リーガ開幕を前に、マジョルカはヨーロッパ各地でプレシーズンマッチを実施。イングランドではクルー・アレクサンドラ、バーンズリー、ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンと、スペインではポブレンセ、さらにはイタリアのボローニャと対戦した。

浅野は初戦のクルー・アレクサンドラ戦で後半から出場し、3-1の勝利に貢献。その後、バーンズリー戦では先発出場を果たし、18分に移籍後初ゴールをマークした。アントニオ・サンチェスからのパスを受け、冷静にゴールネットを揺らしたその一撃が決勝点となり、1-0での勝利をもたらした。

プレシーズン最後のボローニャ戦(8月10日)では、再び先発出場。抜け出した浅野が胸トラップからのループシュートを決め、インパクトを残した。試合は1-1で引き分け、PK戦で敗北したものの、浅野はすでにチームの戦力としての存在感を示していた。

デビュー戦

【@RCDMallorca】

プレシーズンを終え、迎えたラ・リーガ開幕戦はレアル・マドリーとの対戦。浅野は右サイドで先発起用され、リュディガーとのマッチアップが注目された。試合は13分に失点を喫したものの、42分には浅野がゴールポストを直撃するシュートを放つなど見せ場を作った。53分にはムリキのヘディングで同点に追いつき、1-1の引き分け。浅野は守備でも献身的なプレーを見せ、スピードと運動量でチームに貢献した。

怪我での離脱

開幕から5試合連続出場を果たし、着実にチームにフィットしつつあった浅野だったが、7節のレアル・ソシエダ戦で63分にピッチを去った後、軽傷と伝えられるもメンバー外に。その後、10月10日のトレーニングマッチで一度復帰したものの、ハムストリングの損傷で長期離脱を余儀なくされ、日本代表への合流も叶わなかった。

復帰戦

途中で何度か復帰の可能性が伝えられるも、実際にピッチへ戻るまで約3か月を要した。12月4日のバルセロナ戦でベンチ入りを果たし、16節のセルタ・デ・ビーゴ戦でついに復帰。試合は劣勢に加え、キャプテンの退場で数的不利の状況下での出場となった。見せ場を作ることはできなかったが、浅野が久々にピッチへ立つ姿に多くのファンが喜びを見せた。

【@RCDMallorca】

今後への期待

マジョルカは年明けに重要な試合を控えている。1月4日のコパ・デル・レイ、10日のレアル・マドリーとのスーペルコパなど、浅野の出場と活躍が期待される。公式戦での初ゴールはまだ見られていないが、2025年には浅野のゴール量産とマジョルカの飛躍が期待される一年となるだろう。
  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

RCDマジョルカはスペイン・バレアレス諸島州パルマ・デ・マヨルカに本拠地を置くサッカークラブで、1916年に設立されました。バレアレス諸島に本拠地を置くサッカークラブの中ではもっとも歴史が古いクラブとして知られています。19/20シーズン、そして21/22シーズンには日本代表の久保建英選手がプレーしています。

新着記事

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着コラム

コラム一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント