<重賞レース分析>東京シンデレラマイルは、負担重量や臨戦過程に注目!
年末に3日連続で行われる重賞の第2弾は、年の瀬のダートを彩るレディたちが競演するマイル戦の牝馬限定重賞だ。年明けのダートグレード戦線に向けて、南関東所属馬の勢力図を確認する意味でも見逃せない一戦となる。
ここでは東京シンデレラマイル過去10年の結果から、レースの傾向を分析する。
レース情報
第18回 東京シンデレラマイル(SIII)
発走日程:2024年12月30日(月)16:30発走
距離:1,600m
第17回優勝馬:スピーディキック号 【東京シティ競馬】
■上位人気馬はそれなりに堅実
【単勝人気順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
■3着内率が比較的高いのは「浦和」勢
【所属別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
■重い負担重量を課された実績馬が中心
【負担重量別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
なお、第12回(平成30年)以降の過去6年に限ると、54.0kg以下の馬は[0-1-0-24](3着内率4.0%)、54.0kg超の馬は[6-5-6-50](3着内率25.4%)である。在籍しているクラスや過去の成績に応じた負担重量を課される別定競走だが、比較的軽い負担重量を課された馬は割り引きが必要だ。
■主要な前哨戦をステップに臨む馬が好成績
【前走のレース別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
なお「東京シンデレラマイルトライアル」が施行されるようになった第12回(平成30年)以降の過去6年に限ると、「JBCレディスクラシック」の馬は[2-0-0-4](3着内率33.3%)、「東京シンデレラマイルトライアル」の馬は[3-2-2-18](3着内率28.0%)、「ロジータ記念」の馬は[1-0-2-5](3着内率37.5%)、「クイーン賞」の馬は[0-2-1-9](3着内率25.0%)、「その他」の馬は[0-2-1-38](3着内率7.3%)である。今年も「東京シンデレラマイルトライアル」をはじめとする主要な前哨戦に出走していた馬を重視したい。
■前走時点での人気も見逃せない
【前走の単勝人気順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
なお、第12回(平成30年)以降の過去6年に限ると、2番人気以内の馬は[4-3-5-14](3着内率46.2%)、3~8番人気の馬は[2-3-1-42](3着内率12.5%)、9番人気以下の馬は[0-0-0-18](3着内率0.0%)である。直近の競走成績を比較する際は、当時の人気もチェックしておくべきだろう。
■“同年のレディスプレリュード”で11着以内だった馬は要注目
【“同年のレディスプレリュード”における着順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
TCKホームページではより詳しいデータも公開している。
<伊吹雅也>
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