女子サッカーインカレ 大阪体育大学は8強入り逃す 前線のプレス機能も再び早大に屈す
矢野紗也佳同点ゴール 【大阪体育大学】
「できた部分」とは、中盤や前線で積極的にボールを奪いにいく守備だ。昨年は早大の力が強く、後ろに引いて守ったが、今年は昨年とは比べ物にならないぐらいディフェンスラインを押し上げ、オフサイドを取ったり、前でプレッシングに行ったりし、ゴールを狙える状況を作り出せたという。
長谷原彩音 【大阪体育大学】
後半は、早大が陣形に変化を付けて外に人数をかけたため、若干ラインが押し下げられた部分はあったものの、互角の展開。しかし、後半10分、相手MFが左コーナー近くの角度のほぼない位置から個人技で放ったロングシュートが決まる。20分以降、MF北原歩奈選手(体育学部2年、日本航空)、MF中垣和佳奈選手(同、日ノ本学園)、FW林寿珠里選手(スポーツ科学部1年、大阪桐蔭)を投入したが加点できず、後半38分、またも豪快なロングシュートをゴール左上の隅にドンピシャで決められた。
北原歩奈 【大阪体育大学】
泣き崩れた選手を抱きかかえる石居宜子監督 【大阪体育大学】
しかし、近年は決勝に進めず、今年も「最低でもベスト4に入って年越し」の目標は達成できなかった。石居監督は「もっと強気で走り切れたはずだと思っていたが、なにかブレーキがかかっていて、試合ではっちゃけ切れていなかった」と反省し、来季の4強に向けて、「メンタル的なタフさが必要」と話している。
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