マー君、巨人入団へ。チームにはすでに仲間がいる。坂本選手とは少年野球でバッテリー。桑田2軍監督とはこれまでの歩みが似ている

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【これはnoteに投稿されたセイノさんによる記事です。】
マー君が巨人のユニホームを着ることに!楽天から自由契約となった田中将大投手(36)。新天地がどこになるか注目されていた。報道されていた巨人入りが正式に決まり、25日に記者会見が行われる。マー君には巨人に仲間がいる。少年時代にバッテリーを組んでいた坂本勇人選手(36)。そして球歴が似ている桑田真澄・2軍監督だ。彼らが支えになるはずだ。

マー君は1988年生まれ。兵庫県の小学生時代を送っていたころ、伊丹市の少年野球チーム「昆陽里タイガース」でプレーしていた。

同い年のチームメートに坂本選手がいたのだ。しかも2人でバッテリーを組んでいた。この時は「ピッチャー坂本、キャッチャー田中」のコンビだ。

坂本選手は後に青森・光星学院高(現・八戸学院光星)に進んだ後に巨人入り。マー君は北海道の駒大苫小牧高を経て楽天に入った。2人とも高校は北国へ向かっている。

2人はその後、侍ジャパンで同じチームとなった。そして今回、同じ巨人のユニホームを着る。かつて「タイガース」のチームメートが「ジャイアンツ」でもチームメートになる。マー君にとって、ありがたい存在だろう。

そして、巨人には桑田2軍監督がいる。これまでの球歴は、マー君と桑田さんとでかなり似通っている。

まずは甲子園の優勝投手。マー君は高校2年夏に全国制覇に貢献した。桑田さんも大阪・PL学園高の1年夏と3年夏に日本一に輝いた。

そしてプロ入り後は先発投手だが、大一番で「胴上げ投手」となっている。マー君は2013年の日本シリーズ第7戦に登板し、最終回を抑えて日本一に導いた。

一方の桑田さんは今でも語り継がれる名勝負「10・8決戦」の胴上げ投手だ。1994年10月8日の最終戦で巨人は中日と同率首位で並んでいた。そしてセリーグ優勝を決める大一番をナゴヤ球場で迎えた。

巨人3点リードの七回から登板したのが桑田投手だ。3イニングを無失点に抑えて、歴史的なリーグ優勝を飾った。

さらに2人ともメジャーリーグを経験している。マー君はヤンキースで2014年から7シーズンプレーして78勝を挙げた。一方の桑田投手も現役生活ラストの2007年に、ピッツバーグ・パイレーツで19試合に登板した。

レジェンド的な存在となったマー君になかなかアドバイスできる人は少ないだろう。しかしアマチュア・プロを通じて似たような球歴を歩んだ先輩が巨人にはいる。

野球界の王道を歩んだ者にしか分からない苦しみもあるだろう。そんなときに同じレジェンド的な球歴を重ねた桑田さんならば、マー君にアドバイスをしやすく心強い存在となるはずだ。

マー君には巨人に仲間がいる。決して孤高の存在にはならないだろう。チームに早く溶け込んで、日米通算200勝を達成してほしい。現在197勝。仲間とともに、あと3つを積み上げて!
見出し画像:しまま‘24
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