リーグワン初勝利につながる1トライ。「ルーキーらしく、力全開で」

狭山セコムラガッツ 奥田選手 【©ジャパンラグビーリーグワン】

栃木県でのリーグワン初開催。また、女子セブンズ日本代表として活躍し、引退後にレフリー転身を果たした桑井亜乃さんがリーグワン初の女性レフリーとしてゲームをさばくことでも注目を集めたこの一戦。強い風が吹き荒れる厳しい環境となった中、今季からリーグワン参入を果たした狭山セコムラガッツ(以下、狭山RG)が少ないチャンスをものにし、クリタウォーターガッシュ昭島(以下、WG昭島)から記念すべき1勝を挙げた。

キャプテンの飯田光紀がチームのリーグワン初トライを挙げれば、ダニエル・ウェイトがコンバージョンゴールを3本、ペナルティゴールを1本決め、新戦力として期待を集めるチェイス・ティアティアも1トライで存在感を示した。開幕前に飯田が「チーム力がウチの強み」と語ったことを証明するかのような戦いを見せた。

狭山セコムラガッツ 【©ジャパンラグビーリーグワン】

そんな中で、将来的にチームの軸となることを期待されているルーキー・奥田勇志も貴重な1トライを挙げた。試合後、奥田は「ディフェンス面での課題はまだまだありますが、1トライ決められたことはとてもうれしい」と話すと同時に、「夢の舞台だったリーグワンで試合をできる喜びをかみ締めながら、ルーキーらしく力全開でチームにいい影響を与えていきたいと思います」と今後のさらなる飛躍を誓った。

奥田の魅力といえば、甘いルックス。自身のSNSにも、アイドルと見間違えるような写真がいくつか掲載されている。そんな彼は、社会人1年目を迎えた2024年に、二つの転機を迎えた。それは結婚と第一子の誕生だ。ラグビー以外にも守るべきものができたことに対して、「家族ができたことで僕自身のプレーが変わるということはないです」と照れ笑いを浮かべながらも、「応援してくれる人が増えたことは僕の力になるはず。だからこそ、もっと自分も頑張っていかなきゃいけないという気持ちが強くなっています」と語っていた。

家族が誇れる父親として、またD2昇格を目指すチームの顔として、さらなる高みでの活躍を目指す奥田。そのスタートを最高の形で迎えた彼の成長を追っていきたい。

(松野友克)
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