フィジカルの強さと多彩なアタックが魅力。注目は復帰を果たしたフィシプナ・トゥイアキ

狭山セコムラガッツ フィシプナ・トゥイアキ選手 【©ジャパンラグビーリーグワン】

今シーズンからNTTジャパンラグビー リーグワンに新規参入となる狭山セコムラガッツにとって、チームの歴史に新たな1ページが刻まれる戦いがスタートする。ホストゲームとなる初戦の相手は、クリタウォーターガッシュ昭島だ。

注目は、チーム復帰を果たした“プナ”こと、フィシプナ・トゥイアキ。フィジカルの強さと多彩なアタックが魅力で、バックスのキーマンの一人だ。「以前に所属していたとき(2018-21年)とは、チームの雰囲気も違う。僕も含めて、いい状態をキープできている選手が多いので、初戦はとても楽しみ」とコメントを残した。練習でも、見事なインターセプトや正確なパスで順調な仕上がりを披露している。「とにかく開幕戦では自分らしく体を張ったプレーをして、もっと信頼される存在になりたい」と意気込みを語った。

また、ウェールズ代表34キャップを保持するコリー・ヒル、198㎝と恵まれた体格を生かした献身的なプレーが魅力のトロイ・カレンダーら、実績ある外国籍選手たちからも目が離せない。

チームを率いるスコット・ピアス ヘッドコーチは、「プレシーズンマッチを経て、チームの状態は着実に上がっている。選手たちもいい緊張感を持って練習に取り組んでいるが、いまはケガなどが怖いので、オーバーワークになり過ぎないようにしている」とチーム状況を説明。長いシーズンをどう戦い抜くかについては、「目指しているのはハイスキルのラグビー。そこに向けて個々のレベルアップも必要なので、いまある個々の差をどれだけ同じくらいにもってこられるかがポイントだと思う」と話した。最大の目標に掲げるディビジョン2昇格を成し遂げるためにも、選手の底上げは不可欠となる。

開幕戦が行われるのは、リーグワン初開催となる栃木県の足利ガスグラウンド(足利市総合運動場陸上競技場)。当日は、ヘリコプターに乗ったサンタクロースがラグビーボールを落とす始球式イベントも開催される。

(松野友克)

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ジャパンラグビー リーグワンは、「あなたの街から、世界最高をつくろう」をビジョンに掲げ、前身であるジャパンラグビー トップリーグを受け継ぐ形で、2022年1月に開幕した日本国内最高峰のラグビー大会です。ラグビーワールドカップ2023を控え、セカンドシーズンとなるリーグワン全23チームの熱戦をご期待ください。

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