より強く、より激しく。「D3ナンバーワンのフッカー」を見届けろ!

【©ジャパンラグビーリーグワン】

クリタウォーターガッシュ昭島(以下、WG昭島)の新シーズンは、12月22日、今季からリーグワンに参入した狭山セコムラガッツ(以下、狭山RG)のホストゲーム、足利ガスグラウンド(足利市総合運動場陸上競技場)で開幕を迎える。

「新しく加入した選手もフィットしてきて、チーム状態はいいです」と、就任して4シーズン目を迎えるワイクリフ・パールー ヘッドコーチ。開幕戦に向けて確かな手ごたえを感じているようだ。そのヘッドコーチが、「試合でも練習でもいいパフォーマンスをしてくれて、セットピースも引っ張ってくれている。すごく重要な選手」と期待を寄せるのが、今季バイスキャプテンを務める北條耕太だ。

実は、北條は天理大学を卒業後にセコム(当時)への入団を考えていた。現・狭山RGチーム統括/スクラムコーチの山賀敦之からの強い誘いがあったという。一旦はセコム入団を考えていたが、中学時代の恩師の発言もあってより厳しい環境と感じたWG昭島を選ぶ決意をした。

大学4年のときにフッカーに転向した北條は、WG昭島に入部後、前田篤志(2022-23シーズン限りで退団)、栗原良多という二人の先輩フッカーから学び、成長してきた。北條は言う。「WG昭島を選んでよかったと思います。1年目は試合に出られず、悔しい思いをしましたが、いまはD3のチームの中でナンバーワンのフッカーだという自信があります」。その言葉を裏付けるかのように、今季はバイスキャプテンの責任を自ら引き受けた。「仕事を調整して、みんなで練習をすれば必ず勝てる。まずは僕が見本を示していきたい」とチームを引っ張る一方で、「D2に上がっても活躍できるように、アタック、ディフェンスともに、もっとブレイクダウンの強度を上げて、もっと激しいプレーヤーになりたい」と個人の成長にも意欲を燃やす。

ワイクリフ・パールー ヘッドコーチから「日本代表を目指せ」と言われている男が念願のD2昇格へ向け、戦いの火ぶたを切る。

(匂坂俊之/Rugby Cafe)
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ジャパンラグビー リーグワンは、「あなたの街から、世界最高をつくろう」をビジョンに掲げ、前身であるジャパンラグビー トップリーグを受け継ぐ形で、2022年1月に開幕した日本国内最高峰のラグビー大会です。ラグビーワールドカップ2023を控え、セカンドシーズンとなるリーグワン全23チームの熱戦をご期待ください。

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