「地域のために、地域とともに」を合言葉にキューズモールとサントリーサンバーズ大阪が目指す ”バレーのまち” づくり

サントリーサンバーズ大阪
チーム・協会

みのおキューズモールで、地域の子供たち向けにバレーボール教室を開催 【サントリーサンバーズ大阪】

箕面市をホームタウンとするサンバーズは、2021年からみのおキューズモールとパートナーシップの取り組みをはじめ、みのおキューズモールを通して地域の人々にサンバーズを知ってもらいファンになってもらうための活動をしている。またみのおキューズモールはサンバーズとの取り組みを通じて、来館いただくキッカケづくりや、地域の人々の交流機会創出など地域課題の解決に取り組んでいる。

「地域のために、地域とともに」を合言葉に、みのおキューズモールとサンバーズが目指す ”バレーのまち” づくりについて、キューズモールを運営する東急不動産SCマネジメント株式会社運営推進本部の橋本康平氏、サントリーホールディングス株式会社スポーツ事業推進部パートナーシップ営業部の秋本浩樹氏に、取り組みの背景や得られた成果、今後の展望についてお伺いさせていただきました。

左:サントリーホールディングス株式会社スポーツ事業推進部パートナーシップ営業部 秋本浩樹氏、右:東急不動産SCマネジメント株式会社 運営推進本部 第3運営部 統括部長 上田晴己氏 【サントリーサンバーズ大阪】

■地域に根付いた商業施設を目指す

―キューズモールが目指す姿や、橋本氏のミッションについて教えてください。

橋本氏:東急不動産SCマネジメント株式会社は、関西エリアにて展開している商業施設・キューズモール4施設(あべの・あまがさき・みのお・もりのみや)をはじめとした商業施設を全国で多数運営しており、地域に根付いた商業施設を目指しています。地域の人々の来館頻度をいかに高めていくか、ファンになってもらえるか。キューズモールに来たら常に新しい発見があるなど、お買い物やお食事以外での来館目的の創出にも取り組んでいます。また地域課題の解決に貢献し、地域の価値を向上することによって、地域に住まわれる人々がさらに増えることで、キューズモールの未来の集客にもつなげるということを長期的に目指しています。

現在私は地域連携の強化を担当しており、「地域のために、地域とともに」を合言葉に、「To・gather」「ギャザリング」というキーワードで、地域の人々や行政・企業・団体とともに、出会い・体験・交流を目的とした「つどい」の場所をつくる活動をしています。

住みやすい街と言われる箕面市は、県外からのファミリー層の転入が多いため、みのおキューズモールのギャザリングイベントを通じ、ママ同士のつながりや地域とのつながりの場をつくることで、地域のコミュニティ形成に貢献していきたいと考えています。

東急不動産SCマネジメント株式会社 運営推進本部 運営サポート室 運営サポート課 サブリーダー 橋本康平氏 【サントリーサンバーズ大阪】

■サンバーズ・バレーボールを通じて、来館いただくキッカケづくりや、地域の人々の交流機会創出など地域課題の解決に取り組む

―サンバーズとみのおキューズモールがパートナーシップ契約を結んだキッカケや背景は何だったのでしょうか。

秋本氏:箕面市をホームタウンとするサンバーズとしては、年間約1000万人が来館するみのおキューズモールを通して、地域の人々にサンバーズを知ってもらいファンになってもらうための活動、特にファミリー層の集客を強化、みのおの街にバレーボールを根付かせていくことができないかということで、ご相談をさせていただきました。

橋本氏:キューズモールとして、地域連携の取り組みを強化しているため、サンバーズとの取り組みを通じて、地域の人々に来館いただくキッカケづくりや、地域の人々の交流機会創出など地域課題の解決に取り組みたいと考えていたため、2021年から取り組みがスタートいたしました。

―サンバーズとのパートナーシップは、どのような取り組みをされているのでしょうか。

橋本氏:シーズン前後には、サンバーズの壮行会や優勝報告会、選手によるトークショー・サイン会の開催、ユニフォームや星取表の展示など、地域の人々に楽しんでいただける企画を実施しています。サンバーズ選手によるソフトバレーボール教室をみのおキューズモールで開催した際には、地域の子供たちが多く集まり、そこでママ同士がつながって地域のコミュニティ形成に貢献できたのはよかったと考えています。また一般的に子どもたちの体力不足に課題があるため、サンバーズの選手と触れ合える非日常の体験を通して、スポーツの楽しさや魅力を伝え、スポーツが好きな子供を増やしたいと考え取り組んでいます。

美容学校の学生がサンバーズ選手をヘアセットする企画では、地域の方々・ファンに喜んでいただけただけでなく、「今までで一番カッコイイ」と選手の皆さんにも楽しんでいただきました。また地域課題の解決に努める社会貢献プロジェクト「TOSS UP!!」の取り組みを通じて、地域の学校にバレーボールを寄付するなど、地域貢献の活動も実施しています。

また、みのおキューズモール館内のデジタルサイネージによるサンバーズの試合告知、みのお大会の案内や、チラシ配布なども定期的に実施することでサンバーズの試合の集客にも貢献しています。

<みのおキューズモールでの具体的な取り組み内容>
・地域の子供向けにソフトバレーボール教室の開催
・シーズン前:壮行会、シーズン後:優勝報告会の開催
・サンバーズの選手によるトークショー、サイン会
・美容学校の学生がサンバーズの選手をヘアセットする企画
・ユニフォーム展示
・星取表の展示
・TOSS UP!!の取り組み:地域の学校にバレーボールを寄付
・デジタルサイネージによるサンバーズの試合告知、みのお大会の案内

【サントリーサンバーズ大阪】

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■サンバーズとみのおキューズモールの取り組み成果

―パートナーシップの取り組みの成果はいかがでしたか。

秋本氏:多くの人が集まるみのおキューズモールを通してサンバーズの告知ができること、地域の人々と接点・交流が持てることは本当にありがたいことだと感じています。

橋本氏:3年前に取り組みをはじめた当初はさまざまな不安はありましたが、みのおキューズモールでサンバーズとのイベントを実施する際に、1000人以上のお客様が集まる光景をみると、地域の人々のサンバーズの認知度拡大や集客にも貢献でき、みのおキューズモールへの来館目的の創出にもつながっているなと思います。子供たちがサンバーズの選手との触れあいで「でかっ」と笑顔で喜んでいる姿を見たときは嬉しくなりました。子供にとってはみのおキューズモールで大きな選手に会えたという特別な思い出になるので、そういった体験価値の提供を大事にしていきたいと思っています。今後はサンバーズの選手全員の等身大パネルを設置できないか検討しています。また子供だけでなくママ同士、地域の人々の交流やつながりが創出できたことも大きな成果だと感じています。地域の人々に喜んでいただき、課題解決につながる取り組みを継続することで、みのおキューズモールの集客にもつなげていきたいと考えています。

―今後の展望や、取り組んでいきたいことを教えてください。

橋本氏:地域課題の解決に一緒に取り組むことで地域をよりよくしていきたいと思います。また「みのおってバレーボールの人口が多いよね」「みのおといえば ”バレーのまち” だよね」などといっていただけるように、サンバーズと共にバレーボールを通しての ”まちづくり” をしていきたいと考えています。将来、公園でバレーボールをする子供の風景がもっと増えたり、キューズモールでバレーボールに触れサンバーズ選手に憧れをもった子供がいつしかサンバーズの選手となって活躍する日がくると嬉しいですね。


この度は、取材にご協力いただきありがとうございます。

サントリーサンバーズ大阪では、一緒に地域や社会を盛り上げるパートナー企業を募集しています。
ご興味ある方は、ぜひお気軽にお問い合わせいただけると幸いです。
以下、関連リンクより詳細ご確認ください。
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著者プロフィール

1973年4月創部。SUNBIRDSの「SUN」はSUNTORYのSUN、そして太陽のSUN。「燦然と輝く太陽に向って羽ばたく、不死鳥のように」との思いから、SUNBIRDSと名付けられました。国内リーグ戦優勝10回、黒鷲旗優勝10回、天皇杯優勝1回、アジアクラブ選手権優勝1回・準優勝1回、世界クラブ選手権3位(銅メダル)1回。

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