【ラグビー/NTTリーグワン】もっと大阪に根ざしたクラブへ。軸とするのは『タフ』『規律』『絆』<レッドハリケーンズ大阪>
レッドハリケーンズ大阪 【©ジャパンラグビーリーグワン】
今季は、これまでコーチングコーディネーターなどを歴任してきた松川功がヘッドコーチに就任した。キャプテン3季目となる杉下暢がチームをけん引し、バイスキャプテンには、若手からフッカーの島田久満とルーキー・山口泰輝、キャプテン経験もあるベテランの茂野洸気が就いた。クラブキャプテンは、鶴田馨が務める。
泥臭く戦える勤勉な選手が多いことを踏まえた上で、チームの軸とする3つのワードは、『タフ』『規律』『絆』。ピッチ内外問わず、この3つを重んじながら「これまでのチームの文化を引き継ぎ、より向上させていきたい」(松川ヘッドコーチ)。
初めてディビジョン2を戦った昨季、第10節には9,171人の観客数でD2の最多入場者数を記録。レギュラーシーズンのホストゲーム5試合では、平均入場者数が6,000人を超えた。区民アンバサダーなど地域貢献・社会貢献活動を通じて出会った人たちからの声援は、大きな支えと励みになった。
一方で、目標としていた順位には1段届かず、4位で終えた。ディフェンス面、特にコリジョン(接点)に課題が表れたことから、今季はシーズン前の合宿からS&C(ストレングス&コンディショニング/体づくり、パフォーマンス向上を図るトレーニング)に取り組む期間を長く取り、改善に努めてきた。プレシーズンマッチでも手ごたえを得て、開幕に向かっている。目指すは、「D2のトップ2入り」(杉下)。昨季は叶わなかった、D1との入替戦に挑みたい。
(前田カオリ)
WTB 西川賢哉選手
レッドハリケーンズ大阪 西川賢哉選手 【©ジャパンラグビーリーグワン】
「スピードがあるので、狭いスペースでも勝負でき、攻守の切り替えの際にもすぐに顔を出せるところ」(杉下)は強み。今季チームで意識しているというボールやスペースを”ハンティング”することにも、その強みを生かして貢献できそうだ。ハリケーンの目となるか。
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ