#Dragons_Insideコラム 第4話~常勝軍団の8回を任された剛腕 復活への道~【前編】
【©中日ドラゴンズ #Dragons_Inside】
その動画とは、今年6月支配下復帰を果たした岩嵜翔投手の特集です。
ドラゴンズに入団したのは2021年オフ。2022年、開幕2戦目の移籍後初登板でそれは起こります。3点リードの8回、マウンドに上がりますが…先頭打者にストレートの四球を与えたところで、肘の違和感を訴え緊急降板。「右前腕屈筋損傷」と診断され、戦線離脱を余儀なくされました。
2022年9月 手術直後の岩嵜投手 【©中日ドラゴンズ #Dragons_Inside】
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この戦線離脱から手術を決断するまでの期間、岩嵜投手がとても頼りにしていた人物がいます。岩嵜投手の1学年上の先輩・大嶺祐太さんです。
ドラゴンズ在籍時の大嶺投手 【©中日ドラゴンズ #Dragons_Inside】
復活への道しるべを示した大嶺さん
大嶺さんも2019年1月に岩嵜投手と同じ“トミー・ジョン手術”を経験。育成契約から支配下復帰を経て、2021年6月には一軍で約4年ぶりの白星を挙げました。
手術直後のツーショット 【©中日ドラゴンズ #Dragons_Inside】
「今まで同じ悩みを持つ選手に経験を伝えましたが、『手術を決めた経緯、術後はどんな感じだった?』など岩嵜が一番聞いてきた選手でした。自分でもいろいろ調べていましたね」
一軍での復帰登板を終え、岩嵜投手は大嶺さんに報告をしました。
オンラインで報告する岩嵜投手 【©中日ドラゴンズ #Dragons_Inside】
現在 都内で飲食店を営む大嶺さん 【©中日ドラゴンズ #Dragons_Inside】
それでも、支配下登録後の一軍登板をテレビ中継で見ていた大嶺さんは、岩嵜投手にあるメッセージを送っていました。
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「まだまだ、翔ちゃんはあのポテンシャルじゃないでしょ。あれができるようになったら、もっと質が上がると思う」と激励した大嶺さん。岩嵜投手も「大嶺さんからのアドバイスを意識するようになってスピードも上がってきた。感覚的にはだいぶ良くなりました」と手応えを口にしていました。
“今だったら勝負できる”その手応えは結果となって現れます。7月14日に一軍再昇格、8月3日には自己最速158キロをマーク。「考えるポイントが少なく整理できている」と、自分ではなく打者との対戦に集中することができるようになっていました。
最強投手陣の中で記憶に残る二人の先輩の姿
「現状ではいろいろなところを任される立場、その辺りはどう捉えていますか?」
8月16日 #一緒にどらほー サムネイル 【©中日ドラゴンズ #Dragons_Inside】
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「どこのポジションになろうとやることは変わらないと思いますし、勝ちパターンの人たちが少しでも休める、行かなくていい状況なら僕たちが頑張らないといけない。負けゲームで投げるピッチャーも大事。今は自分の役割を全うしたいと思います」
一点の曇りもなく清々しい表情で、想いを口にした岩嵜投手。気持ちを整理できたのは、ホークス時代に共に戦った先輩投手と自分の姿を重ねていたから…
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後編をお楽しみに!
(#Dragons_Inside制作担当 / 岡田昌尚)
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