久保がマッチMVPの活躍でレアル・ベティスに2-0の勝利
ホーム公式戦3戦連続のクリーンシートで勢いを増すラ・レアル
中央にオヤルサバル、両翼に木曜日のアヤックス戦で得点を決めたバレネチェア、久保を配したラ・レアル。序盤は攻守が切り替わる中、久保も最終ラインでタックルを見せるシーンも見られ、スタジアムからは拍手が起きる。スコアが動いたのは14分、素早いリスタートからアイエン・ムニョスが中央に送り込んだ高速クロスによりGKルイ・シルバとD・ジョレンテが交錯しオウンゴールを誘発する。かつてラ・レアルの守備を支えたDFは自らの失点に怒りを露わにした。
ややアウェイチームに有利な判定が散見され、久保に対してのバルトラの危険なタックルなども見逃され、フラストレーションが続く展開の中、主将オヤルサバルがPA内で倒される。このプレーも一度は流されたが、主審がVARをチェックした後、PKを宣告した。絶対的PKキッカーであるオヤルサバルのシュートはGKルイ・シルバの逆をつき追加点を記録。さらにこのゴールは自身にとって公式戦100得点目となるメモリアルゴールとなった。
34分にはモロッコ代表CBアゲルドが足首の違和感を訴え一時退場し、パチェコが緊急出場の準備をするがアゲルドはプレー続行。得点を求めるベティスの攻撃に苦しむラ・レアルは久保が縦横無尽にピッチを駆け回り、相手のファウルを誘発することでベティスにリズムを与えない。前半終了間際にはボールボーイとベティス主将バルトラが揉めるシーンがあり仲裁に入ったオヤルサバルも含め両者にイエローカードが提示された。
71分、ここまでチームを牽引したオヤルサバルの交代時には主将に大きな拍手が送られ、また途中出場を果たしたナイジェリア代表サディクにも期待の声援が起こる。時間の経過と共に守備の時間が増えるラ・レアルだが、一方のベティスも決定機を作り出すことができず、スコアは動かない。試合はこのまま2−0で終了、ラ・レアルは暫定順位を9位とした。ホイッスルを聞きピッチに倒れ込む久保。またバルトラはボールボーイの元へと歩み寄り和解。この振る舞いにレアレ・アレナのサポーターも暖かい拍手を送った。
次戦は5日、国王杯第2戦アウェイでコンケンセとの一発勝負に臨む。
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