「ブルース・リーって知っている?」。ロッテ黒木投手コーチが種市に伝えた映画の名セリフ
千葉ロッテマリーンズ種市篤暉選手 【千葉ロッテマリーンズ提供】
黒木知宏投手は問うた。
「ブルース・リーって知っている?」。
練習の合間、打撃練習が行われているグラウンドの片隅で種市篤暉選手に、そう聞いた。雑談のような形で始まった会話だった。
「カンフー映画の方ですよね」。
種市はそう答えたという。今年初先発した試合では勝ち投手になったが、その後は思うようにいかない日々が続いていた。だから黒木コーチは自身が大事にしている言葉を伝えた。
「ブルース・リーの映画の中で有名なセリフがあって、オレはそれが大好きなんだ」と黒木投手コーチは紹介したのは次のセリフだ。
「考えるな。感じろ」。
英語にすると「Don’t think。 Feel」である。ブルース・リーの代表作「燃えよドラゴン」での有名な言葉だ。
「子供の時にブルース・リーやジャッキー・チェンが大好きでね。父親が空手の師範だったこともあるけど。その時に心に残って、今でも忘れないあのセリフを思い出した」と黒木投手コーチはその時の事を説明してくれた。
種市は準備に余念がない投手だ。1日24時間、野球の事を考えている投手ともいえる。それだけにマウンドでは今まで行ってきた準備を土台に種市らしくマウンドで躍動して欲しいとブルペンで試合を見守る黒木投手コーチは考えていた。そこで出てきた言葉がブルース・リーの名言だった。
「試合が始まると男と男の勝負。もうマウンドに上がったらあれこれと色々とは考えずに自分のボールを信じて、ここまで行ってきた準備を自信にして投げて欲しいと思う。彼はそれくらい先発までの期間でしっかりと研究分析して練習して努力をしてきている。マウンドに上がったら、考え込まずに自分の感覚を大事にしてバッターに向かって投げ込んで欲しい。そんな想いかな。でも、まあ、あの時はそこまで真剣な話はしていない。『ブルース・リーを知っている?こんなセリフがあるんだよ』と世間話程度の会話だよ」と黒木投手コーチは恥ずかしそうに笑った。
種市は今季23試合に先発をして7勝8敗、防御率3・05の成績でシーズンを終えた。昨年、二桁勝利を挙げた男としては不本意なシーズンとなった。それだけに来季の巻き返しに余念がない。すでに来季に向けたトレーニングを積極的に再開している。黒木投手コーチのアドバイスを胸にマウンドに上がる。
文 千葉ロッテマリーンズ広報室 梶原紀章
「ブルース・リーって知っている?」。
練習の合間、打撃練習が行われているグラウンドの片隅で種市篤暉選手に、そう聞いた。雑談のような形で始まった会話だった。
「カンフー映画の方ですよね」。
種市はそう答えたという。今年初先発した試合では勝ち投手になったが、その後は思うようにいかない日々が続いていた。だから黒木コーチは自身が大事にしている言葉を伝えた。
「ブルース・リーの映画の中で有名なセリフがあって、オレはそれが大好きなんだ」と黒木投手コーチは紹介したのは次のセリフだ。
「考えるな。感じろ」。
英語にすると「Don’t think。 Feel」である。ブルース・リーの代表作「燃えよドラゴン」での有名な言葉だ。
「子供の時にブルース・リーやジャッキー・チェンが大好きでね。父親が空手の師範だったこともあるけど。その時に心に残って、今でも忘れないあのセリフを思い出した」と黒木投手コーチはその時の事を説明してくれた。
種市は準備に余念がない投手だ。1日24時間、野球の事を考えている投手ともいえる。それだけにマウンドでは今まで行ってきた準備を土台に種市らしくマウンドで躍動して欲しいとブルペンで試合を見守る黒木投手コーチは考えていた。そこで出てきた言葉がブルース・リーの名言だった。
「試合が始まると男と男の勝負。もうマウンドに上がったらあれこれと色々とは考えずに自分のボールを信じて、ここまで行ってきた準備を自信にして投げて欲しいと思う。彼はそれくらい先発までの期間でしっかりと研究分析して練習して努力をしてきている。マウンドに上がったら、考え込まずに自分の感覚を大事にしてバッターに向かって投げ込んで欲しい。そんな想いかな。でも、まあ、あの時はそこまで真剣な話はしていない。『ブルース・リーを知っている?こんなセリフがあるんだよ』と世間話程度の会話だよ」と黒木投手コーチは恥ずかしそうに笑った。
種市は今季23試合に先発をして7勝8敗、防御率3・05の成績でシーズンを終えた。昨年、二桁勝利を挙げた男としては不本意なシーズンとなった。それだけに来季の巻き返しに余念がない。すでに来季に向けたトレーニングを積極的に再開している。黒木投手コーチのアドバイスを胸にマウンドに上がる。
文 千葉ロッテマリーンズ広報室 梶原紀章
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