三国71周年記念2日目 宮田龍馬の5コースまくり差しに期待!
【(C)BOATRACE 宮田龍馬】
初日ドリーム戦は人気の中心だった馬場貴也が1コースから逃げ勝利。また、地元勢では、萩原秀人(1R1コース抜き)、下出卓矢(4R1コース逃げ)、西橋奈未(10R3コースまくり)の3人が勝利している。
そんな中にあって、経験豊富な強豪レーサーを打ち破った登録番号5000番台の若手がいる。兵庫支部の121期生・宮田龍馬(登録番号5016・兵庫出身・兵庫支部26歳)【写真2枚】だ。
【(C)BOATRACE 宮田龍馬】
2017年11月に地元尼崎でデビューしたが、初勝利までなんと2年を要した苦労人が師と仰ぐのは、吉川元浩と高野哲史。ともに派手さはないが、地道な努力でプロの道を歩んでいる正真正銘の実力派である。
小学生時代から野球に打ち込み、中学生時代には全国大会にも出場したキャリアを持つ宮田龍馬の高校生時代の体重は70㎏。重たい筋肉を鎧(よろい)のように身にまとっていたのだが「憧れのボートレーサー」になるため、57㎏まで一気に減量。2回目の試験で養成所に合格している。
それでも規程の52㎏にはなかなか到達できず苦しんだのだった。
【(C)BOATRACE】
なかなか勝てない中、師匠の高野哲史から繰り返し薫陶を受け、実践し失敗し、また挑戦する中で獲得したのが、52㎏ピッタリの体重。
「今はなんの苦もなく調整できるようになりました」と自然体で語る姿に、それまでの苦しみを乗り越えてきたからこその自信がのぞいているようである。
きょう2日目は4R2号艇と10R5号艇だが、2023年12月に地元尼崎初Vを飾ったのが5コースまくり差し。そのイメージは本人の頭の中にも、ファンの脳裏にもあるだろう。水面は異なる三国だが、2日目の後半10Rに注目したい。
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