【向日葵は枯れていない!】39.今シーズンのJ3順位予想を振り返る(さらっと)
【【向日葵は枯れていない!】39.今シーズンのJ3順位予想を振り返る(さらっと)】
【これはnoteに投稿された雉球応援人さんによる記事です。】
最近数シーズンは、開幕前に一応J2とJ3の順位予想をしています。
そして、毎年この時期に答え合わせをしています。
今シーズンもJ3の予想を「ファジサポ日誌」の方で行ったのですが、今回からは「向日葵は枯れていない!」に場を移し、答え合わせを行っていきます。レビューではありませんので、お気軽に目を通していただければ幸いです。
まず予想記事を貼ります。
そして、毎年この時期に答え合わせをしています。
今シーズンもJ3の予想を「ファジサポ日誌」の方で行ったのですが、今回からは「向日葵は枯れていない!」に場を移し、答え合わせを行っていきます。レビューではありませんので、お気軽に目を通していただければ幸いです。
まず予想記事を貼ります。
※リンク先は外部サイトの場合があります
今、読み直してみますと、色々な意味で「おっ」と思う記載もある訳です。
大宮がここまで圧倒的な力を示すとは想像していませんでしたが、後のチームに関してはやはり「激戦」であったと思います。
予想順位ごとに振り返ります。
順位にしていますが、3~8位予想がプレーオフ圏争い、6位を穴、8位を大穴として挙げました。
予想:優勝
結果:7位 ギラヴァンツ北九州
大胆かつ大真面目に優勝予想でした。
J3に関しては、戦術や指導者、施設等の環境面といった条件が揃えば、例え人件費を掛けられていなくても、上位に食い込めるリーグであると考えています。これから先は変わってくる可能性がありますが、それはまた別の機会に触れることが出来ればと思います。
北九州に関しては、昨シーズンも守備は計算出来る目処が立っており、若い選手も多い。クラブハウス、スタジアム、ハード面も充実している。あとクラブとしてJ3優勝経験、J2昇格経験がある。
編成さえ成功すれば、ドラマ仕立ての一気の戴冠は有り得ると予想していました。
昨シーズンの増本鳥取をみていましても、負けない堅実なチームをつくれそうという予感もありましたので、13~25節の13戦負けなしに関しては、筆者としても「よし!計算どおり、しめしめ」といった良い感触を持っていたのです。
ポイントになったのは、筆者も「最初のヤマ場」と表現していた26~28節、負けることはあっても3連敗、しかも完敗という内容については少々予想外でした。
そこから立ち直ろうと勝利する試合もあったものの、その勢いを持続出来なかったのも痛かったです。
FPの選手では4年目の選手が最長在籍となる選手構成において、特に若い選手にリーグ上位にいる、昇格を狙える位置にいる経験値が圧倒的に足りなかったのだと思いました。
筆者も前年最下位であったことの難しさを初めて感じた中盤~終盤戦になりました。
来シーズンはチームとしてこの経験を還元できるかに懸かっていると思います。
予想:2位
結果:6位 FC大阪
これも大胆な予想であったかもしれません。
FC大阪を自動昇格圏とみていました。
酷暑を如何に乗り切るかと考えた時に、走れる選手、体力がある選手が多いに越したことはないというのは一つの回答であると思います。
FC大阪には走れる選手がたくさんいました。
色気はないけど、堅実に勝点を積み上げてくるイメージどおり頑張りましたが、決定力不足に泣いた分、6位という結果に終わりました。
しかし、今年も大健闘であったと思います。
プレーオフで一発があるのか、注目のチームです。
予想:3位
結果:4位 松本山雅FC
人件費的には順当なのですが、(個人的に)このチームが最も分析が難しいと感じています。たまにディフェンスが無茶苦茶な試合もあったりするのですが、次の試合では急にきっちりしていたりと試合ごとにデキにムラがあるのです。今年もよく分からないチームでした。33節まで3連勝以上がなかったのですが、最終盤で相手に恵まれた面はありながらも5連勝を達成、一気にプレーオフ圏内に進出してきました。
決して(11)浅川隼人頼みではなく、どこからでも点が獲れるチームであったと思います。(10)菊井悠介の好パフォーマンスも目立ちましたね。
予想:4位
結果:優勝 大宮アルディージャ
近年は親会社の予算縮小傾向も影響し、なかなか戦う雰囲気を作りにくくなっていたと思います。それが結果として現れたJ3降格でしたが、それでもJ3では戦力上位であったと思います。
如何に選手のモチベーションを上げていくのかというところが読み切れず、4位と置きにいく予想をしましたが、杉本健勇をはじめ、長澤監督の選手をその気にさせるマネジメントが見事であったと思います。局面のやり切る、やらさない場面でのこだわりは凄かったと思います。
北九州は1敗1分という対戦結果に終わりましたが、ドローに終わった7節は勝てていた試合を落とした感はあり、逆にこういう試合を拾ってくる、これは走られてしまうなと感じた記憶があります。
予想:5位
順位:2位 FC今治
間違いなく実力はあるチームで近年は毎年上位に予想していました。
ただこのチームは途中で監督を代えてしまう。そしてそれがあまりプラスに働かない。この点だけとみていました。
今年も連戦が続いたGW前後で4連敗を喫しましたが、ここでよく我慢したのだと思います。このチームのサッカーはJ2でも通用するとみています。
予想:6位(穴)
順位:16位 カマタマーレ讃岐
守備の再整備を終えて、攻撃力がある選手も揃えて、いよいよプレーオフ進出もあるのかなとみていましたが、やはり攻守は一体、攻撃にエネルギーを割くなりの守備も必要で、最後まで戦術浸透に費やした印象も残りました。
しかし、一時の低迷期からは完全に脱した感もあります。今オフの補強が重要です。
予想:7位
順位:12位 ツエーゲン金沢
選手個々の力量は間違いなく上位でした。伊藤彰監督の戦術は浸透に時間が掛かるとは思っていましたが、やはり1年ではなかなか難しかったと思います。その前がオールコートマンツーマンをやっていたチームですから、変化の幅も大きかったと思います。
伊藤監督が続投しますし戦術を浸透させていくしかないのですが、ストライカーの補強は必須という気はします。
予想:8位(大穴)
順位:19位 Y.S.C.C.横浜
尖ったチームが1チームぐらいはプレーオフ争いに絡んでくると思い、このチームを挙げました。これまでにない即戦力の補強を敢行しましたし、昨年は確実に戦えるチームに進化もしていました。
その片鱗を見せた時期もあったのですが、もう少し前でボールを奪えればとは思いましたね。引いて守るのであれば、守備陣にも実力者の補強が必要であったと思います。
あと気になったチームを少々。
予想:無印
結果:3位 カターレ富山
富山に関しては昨年も上位と予想していたのですが、昇格を逃し続けたことと、昨シーズン終盤のボール運びは前線頼みになっていて、戦術的上積みがしんどいと感じた点、かつアルトゥール・シルバが抜けた穴も大きいとみたことから無印にしたのですが、GK(1)田川を中心とした保持、ビルドアップを磨いてきました。試合ごとにボールを運ぶポイントもきっちり整理されていました。カップ戦で自信をつけたのも大きかったですね。
感覚的に北九州とも似ているスタイルという印象も持っていました。
順位の差は、上位争いの経験の差でしょうね。
しかし、戦術的にはモデルになるチームであると思います。
予想:無印
結果:6位 福島ユナイテッドFC
川崎フロンターレとの業務提携、寺田新監督の就任、(14)大関友翔の加入は気になる要素ではありましたが、まさか一年でここまで上位に進出してくるとは予想外でした。
しかし、最初に述べましたようにJ3はちょっとしたことでチームが変わるんですよね。それを体現していたのが福島であったと思います。
リスクを積極的に取りにいくサッカーであったと思います。前半から飛ばす分、後半が極端に落ちていたのがシーズン前半の戦いぶりでしたが、後半からは体力的にも持つようになった。これも凄いことです。
来シーズンがいずれのカテゴリーでの戦いになるのか分かりませんが、当然川崎からの選手派遣の動向が編成に大きく影響すると思います。
以上、さらっと振り返りました。
今回もお読みいただきありがとうございました!
※敬称略
【自己紹介】
雉球応援人(きじたまおうえんびと)
岡山のサッカー好き社会保険労務士
日常に追われる日々を送っている。
JFL時代2008シーズンからのファジアーノ岡山サポ。
得点で喜び、失点で悲しむ、単純明快なサポーターであったが、ある日「ボランチが落ちてくる」の意味が分からなかったことをきっかけに戦術に興味を持ちだす。
2018シーズン後半戦の得点力不足は自身にとっても「修行」であったが、この頃の観戦経験が現在のサッカー観に繋がっている。
レビュアー3年目に突入。今年こそ歓喜の場を描きたい。
北九州大学(現:北九州市立大学)法学部出身
北九州は第二の故郷ということもあり、今シーズンからギラヴァンツ北九州もミニレビュー作成という形で追いかける。
鉄道旅(独り乗り鉄)をこよなく愛する叙情派。
大宮がここまで圧倒的な力を示すとは想像していませんでしたが、後のチームに関してはやはり「激戦」であったと思います。
予想順位ごとに振り返ります。
順位にしていますが、3~8位予想がプレーオフ圏争い、6位を穴、8位を大穴として挙げました。
予想:優勝
結果:7位 ギラヴァンツ北九州
大胆かつ大真面目に優勝予想でした。
J3に関しては、戦術や指導者、施設等の環境面といった条件が揃えば、例え人件費を掛けられていなくても、上位に食い込めるリーグであると考えています。これから先は変わってくる可能性がありますが、それはまた別の機会に触れることが出来ればと思います。
北九州に関しては、昨シーズンも守備は計算出来る目処が立っており、若い選手も多い。クラブハウス、スタジアム、ハード面も充実している。あとクラブとしてJ3優勝経験、J2昇格経験がある。
編成さえ成功すれば、ドラマ仕立ての一気の戴冠は有り得ると予想していました。
昨シーズンの増本鳥取をみていましても、負けない堅実なチームをつくれそうという予感もありましたので、13~25節の13戦負けなしに関しては、筆者としても「よし!計算どおり、しめしめ」といった良い感触を持っていたのです。
ポイントになったのは、筆者も「最初のヤマ場」と表現していた26~28節、負けることはあっても3連敗、しかも完敗という内容については少々予想外でした。
そこから立ち直ろうと勝利する試合もあったものの、その勢いを持続出来なかったのも痛かったです。
FPの選手では4年目の選手が最長在籍となる選手構成において、特に若い選手にリーグ上位にいる、昇格を狙える位置にいる経験値が圧倒的に足りなかったのだと思いました。
筆者も前年最下位であったことの難しさを初めて感じた中盤~終盤戦になりました。
来シーズンはチームとしてこの経験を還元できるかに懸かっていると思います。
予想:2位
結果:6位 FC大阪
これも大胆な予想であったかもしれません。
FC大阪を自動昇格圏とみていました。
酷暑を如何に乗り切るかと考えた時に、走れる選手、体力がある選手が多いに越したことはないというのは一つの回答であると思います。
FC大阪には走れる選手がたくさんいました。
色気はないけど、堅実に勝点を積み上げてくるイメージどおり頑張りましたが、決定力不足に泣いた分、6位という結果に終わりました。
しかし、今年も大健闘であったと思います。
プレーオフで一発があるのか、注目のチームです。
予想:3位
結果:4位 松本山雅FC
人件費的には順当なのですが、(個人的に)このチームが最も分析が難しいと感じています。たまにディフェンスが無茶苦茶な試合もあったりするのですが、次の試合では急にきっちりしていたりと試合ごとにデキにムラがあるのです。今年もよく分からないチームでした。33節まで3連勝以上がなかったのですが、最終盤で相手に恵まれた面はありながらも5連勝を達成、一気にプレーオフ圏内に進出してきました。
決して(11)浅川隼人頼みではなく、どこからでも点が獲れるチームであったと思います。(10)菊井悠介の好パフォーマンスも目立ちましたね。
予想:4位
結果:優勝 大宮アルディージャ
近年は親会社の予算縮小傾向も影響し、なかなか戦う雰囲気を作りにくくなっていたと思います。それが結果として現れたJ3降格でしたが、それでもJ3では戦力上位であったと思います。
如何に選手のモチベーションを上げていくのかというところが読み切れず、4位と置きにいく予想をしましたが、杉本健勇をはじめ、長澤監督の選手をその気にさせるマネジメントが見事であったと思います。局面のやり切る、やらさない場面でのこだわりは凄かったと思います。
北九州は1敗1分という対戦結果に終わりましたが、ドローに終わった7節は勝てていた試合を落とした感はあり、逆にこういう試合を拾ってくる、これは走られてしまうなと感じた記憶があります。
予想:5位
順位:2位 FC今治
間違いなく実力はあるチームで近年は毎年上位に予想していました。
ただこのチームは途中で監督を代えてしまう。そしてそれがあまりプラスに働かない。この点だけとみていました。
今年も連戦が続いたGW前後で4連敗を喫しましたが、ここでよく我慢したのだと思います。このチームのサッカーはJ2でも通用するとみています。
予想:6位(穴)
順位:16位 カマタマーレ讃岐
守備の再整備を終えて、攻撃力がある選手も揃えて、いよいよプレーオフ進出もあるのかなとみていましたが、やはり攻守は一体、攻撃にエネルギーを割くなりの守備も必要で、最後まで戦術浸透に費やした印象も残りました。
しかし、一時の低迷期からは完全に脱した感もあります。今オフの補強が重要です。
予想:7位
順位:12位 ツエーゲン金沢
選手個々の力量は間違いなく上位でした。伊藤彰監督の戦術は浸透に時間が掛かるとは思っていましたが、やはり1年ではなかなか難しかったと思います。その前がオールコートマンツーマンをやっていたチームですから、変化の幅も大きかったと思います。
伊藤監督が続投しますし戦術を浸透させていくしかないのですが、ストライカーの補強は必須という気はします。
予想:8位(大穴)
順位:19位 Y.S.C.C.横浜
尖ったチームが1チームぐらいはプレーオフ争いに絡んでくると思い、このチームを挙げました。これまでにない即戦力の補強を敢行しましたし、昨年は確実に戦えるチームに進化もしていました。
その片鱗を見せた時期もあったのですが、もう少し前でボールを奪えればとは思いましたね。引いて守るのであれば、守備陣にも実力者の補強が必要であったと思います。
あと気になったチームを少々。
予想:無印
結果:3位 カターレ富山
富山に関しては昨年も上位と予想していたのですが、昇格を逃し続けたことと、昨シーズン終盤のボール運びは前線頼みになっていて、戦術的上積みがしんどいと感じた点、かつアルトゥール・シルバが抜けた穴も大きいとみたことから無印にしたのですが、GK(1)田川を中心とした保持、ビルドアップを磨いてきました。試合ごとにボールを運ぶポイントもきっちり整理されていました。カップ戦で自信をつけたのも大きかったですね。
感覚的に北九州とも似ているスタイルという印象も持っていました。
順位の差は、上位争いの経験の差でしょうね。
しかし、戦術的にはモデルになるチームであると思います。
予想:無印
結果:6位 福島ユナイテッドFC
川崎フロンターレとの業務提携、寺田新監督の就任、(14)大関友翔の加入は気になる要素ではありましたが、まさか一年でここまで上位に進出してくるとは予想外でした。
しかし、最初に述べましたようにJ3はちょっとしたことでチームが変わるんですよね。それを体現していたのが福島であったと思います。
リスクを積極的に取りにいくサッカーであったと思います。前半から飛ばす分、後半が極端に落ちていたのがシーズン前半の戦いぶりでしたが、後半からは体力的にも持つようになった。これも凄いことです。
来シーズンがいずれのカテゴリーでの戦いになるのか分かりませんが、当然川崎からの選手派遣の動向が編成に大きく影響すると思います。
以上、さらっと振り返りました。
今回もお読みいただきありがとうございました!
※敬称略
【自己紹介】
雉球応援人(きじたまおうえんびと)
岡山のサッカー好き社会保険労務士
日常に追われる日々を送っている。
JFL時代2008シーズンからのファジアーノ岡山サポ。
得点で喜び、失点で悲しむ、単純明快なサポーターであったが、ある日「ボランチが落ちてくる」の意味が分からなかったことをきっかけに戦術に興味を持ちだす。
2018シーズン後半戦の得点力不足は自身にとっても「修行」であったが、この頃の観戦経験が現在のサッカー観に繋がっている。
レビュアー3年目に突入。今年こそ歓喜の場を描きたい。
北九州大学(現:北九州市立大学)法学部出身
北九州は第二の故郷ということもあり、今シーズンからギラヴァンツ北九州もミニレビュー作成という形で追いかける。
鉄道旅(独り乗り鉄)をこよなく愛する叙情派。
見出し画像:Masaki Senko
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