プレミア12、勝ったものの前半苦戦。 打順が間違ってたんじゃ?

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チーム・協会
【これはnoteに投稿されたごんごんごんちゃんさんによる記事です。】
勝ったものの、前半日本はタイムリーなし、四球などで5点。一方、オーストラリアは6回表にホームラン2本で3点得点し、5−3まで迫られたわけで、非常に不安が残りました。7回裏に牧の適時打で6−3。8回には森下と栗原の連続適時打で9−3と突き放した結果の勝利。投手陣の頑張りで凌ぐというまさにドラゴンズ的な野球でした。
オーストラリアの注目はなんといっても、1番打者のバザーナ2塁手。なんと2024年MLBドラフトでクリーブランド・ガーディアンズから全体1位指名を受けた内野手。大学3年目の今年は打率.407、28本塁打の好成績を残した強打者です。今日も4打数2安打、打率500と好調でした。

さて、今日の侍ジャパン日本チーム、苦戦の原因は打順にあったんじゃないかな?

この日の先発メンバーラインナップは以下の通りです。
1、(左)桑原 将志
2、(二)小園 海斗
3、(中)辰己 涼介
4、(右)森下 翔太
5、(三)栗原 陵矢
6、(一)牧 秀悟
7、(指)清宮 幸太郎
8、(遊)紅林 弘太郎
9、(捕)坂倉 将吾

井端監督も色々とお考えがあったようですが、OPSの低い桑原、小園の1〜2番、そして、OPSと出塁率の高い牧選手、清宮選手を打席の回りにくい6番、7番に置いた意図がわかりませんでした。

前半、連打が出ず、苦戦となったのは、たとえば「OPSも出塁率も低いバント要員の桑原、小園の1〜2番に入れた」こと。短期決戦のため、高校野球のようなバント要員が必要と考えたのかどうかわかりませんが、現代野球では、バントが無意味なシチュエーションだと確実にアウトが取られてしまうため、上位にバント要員を置くことはありません。

前半、点は取ったもののタイムリーを欠いたのは、それは打順や作戦がおかしかった可能性を疑っていい打順のせいだったのではないでしょうか。

シンプルに強打者から並べた方がいいというのが自分の考え方です。

確率的に考えれば、打順の鉄則は「強打者を1番からまとめて配置する」ですよね。連打が続きやすくなるし、まわってくる打席も多くなるからです。「強打者」といっても足が速い/遅い、みたいな違いはあるので、そこも含めて順番は考えるべきでしょうが、やっちゃいけないのは、たとえば「バント要員を2番に入れる」こと。どう考えてもバントが無意味なシチュエーションだと確実にアウトが取られてしまいます。

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ただし、1〜2番については、出塁率と盗塁数を加味して調整したらいい、という考え方です。

それでは、このメンバーの2024年シーズンのOPS順、出塁率順、盗塁数順をご紹介しましょう。

1、OPS順

1、清宮 幸太郎 .898
2、牧 秀悟 .837
3、栗原 陵矢.807
4、森下 翔太.804
5、辰己 涼介.772
6、坂倉 将吾.740
7、桑原 将志 .685
8、小園 海斗.651
9、紅林 弘太郎.619

2、次に出塁率順です。

1、清宮 幸太郎 .374
2、森下 翔太.363
3、辰己 涼介.353
4、牧 秀悟 .346
5、栗原 陵矢.337
6、坂倉 将吾.328
7、桑原 将志 .321
8、小園 海斗.322
9、紅林 弘太郎.305

3、そして、盗塁数順

1、辰己 涼介 20
2、小園 海斗 13
3、牧 秀悟 11
4、桑原 将志 8
5、坂倉 将吾  3
6、栗原 陵矢 2
7、清宮 幸太郎 1
8、森下 翔太0
9、紅林 弘太郎 0

4、では打順は?

1番打者は、OPSと出塁率トップの清宮選手にしたいところですが、彼は24年シーズン盗塁が1と、ドジャース大谷選手のようには走れる選手ではないようです。そこで、出塁率と盗塁数、そして、OPSの高さから判断して、
1番は 牧選手。

続いて2番は、OPSと出塁率の高い

2番 清宮 幸太郎選手。 

以降はOPS順で
3、栗原 陵矢.807
4、森下 翔太.804
5、辰己 涼介.772
6、坂倉 将吾.740
7、桑原 将志 .685
8、小園 海斗.651
9、紅林 弘太郎.619

と並べたら、もう少し楽に前半大量得点できたかも、って感じました。

牧選手は元々長距離打者ですし、たとえシングルヒットでも四球でも盗塁できるので、実質ノーアウト2塁の状況を作り出しやすい打者ですから、1番にもってこいの打者。清宮選手はメンバーの中でOPSも出塁率もベストな長距離打者なので、塁にでた牧選手を返すことができる力があります。3番、4番までOPSが800を超えていますから、ここまで連打連打でチャンスを広げることができそうです。そんな先手必勝な打順を組んだ方がも少し楽に勝てたのかも?なんて妄想でございました。お疲れ様でした。プレミア12、選手の活躍を祈念すると共に、怪我のないように。

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